『デジモンゴーストゲーム』32話「オマエハ誰ダ」いかがだったでしょうか。
絵コンテの担当パート、必ずしも怖い場面ばかりが角銅というわけでもなく演出の野呂さんがちゃんと怖いように仕上げてました。それだけでなく、ガンマモンのいろんな表情の設定も追加発注し、アフレコ現場にもっていって沢城みゆきさんにそれを見せて説明してからの収録、というようなこともしてて、そのせいかは十分にあったのではと思います。それにしても、昨日の記事の今回用の広報画像、その後バージョンが有りまして。

さらにツイッターの公式アカウントのヘッダーとか

公式HPまで書き換えられてて

広報に力いれるのはいいと思うんですがなぜこの回だったのか、よくわかりません。またこういう事やってくれると楽しいですねえ。

先週放映の31話を担当した直後ですが、今週の32話の絵コンテも半分くらいお手伝いしております。残りの絵コンテと演出は1話以来4本担当してる野呂彩芳さん。今回何故か単独の宣伝画像が作成されておりまして。

せっかく先週回の予告にゲストデジモン出さないでいたのに悪わかりですね。
今回からエンディングも新しくなってて、スガ シカオ作詞・作曲、ヒャダイン編曲による「スガ シカオ×ヒャダイン」名義の『モンスターディスコ』こちらもお楽しみに。

香港の男性音楽グループMIRRORご存知でしょうか。一月くらい前にネット記事にもなったのでそれで知ったという人もいるかも。その記事の少し前、メンバーの一人アンソン・コンが出したシングルのMVが出て、すぐツイートしたんだけど見た人どれくらいいたかなあ。
MVは全編アニメ。まだHDじゃない頃のTVアニメ、不思議な動物と、ゴーグルを頭にかけた少年が主人公。

それから月日が経ち、その番組を見ていた少年が青年となり。
と、そこから先はぜひ映像をご覧ください。特にデジモンファンの人には見てほしい。

デジタルモンスター25周年、デジモンアドベンチャーからでも23年経つとこんなこともあるんですね。
ここで書いても伝わらないとは思うけど、アンソン・コンさんありがとう。

今週末放映の回、演出担当しております。26話「飢餓屋敷」から引き続き脚本は山口宏さん。
脚本時のサブタイは何かしら元ネタアリにするのがお好きなようで、今回も脚本時は「血の収穫」でした。といっても、本編中に血が流れたりするわけではなく、時代劇っぽい話。
というわけで絵コンテの表紙は「血の収穫」ダシル・ハメット原作の時代劇風に。

どういうお話か、お楽しみに。

放映後の追記はこの記事の次の記事とします。

正式な放映時のサブタイトルは「飢餓屋敷」ですが、脚本時の仮題は
「砂の器」でした。

なので絵コンテの表紙は映画『砂の器』に合わせたんですが。
予告画像でも分かる通り、ゲストデジモンはデジタマモン。完全体。
どんな役柄なのか、どんな声なのか。お楽しみに。
先に書いておきますが、今回はイヤな系ですよ。

 

放映後の追記

今回はちょっと黒沢清作品を意識してみました。

デジタマモンの配役、いろんな意見があったのですが、意外だからこそ怖くなるという点で一番の人を希望し、ちょうどスケジュールが合ってそのまま通ったのでした。

アンゴラモンのポエムが出ない回でもありましたが、かつての親友を前にしての楽しそうなところも辛そうなところも中井さんが大変素晴らしい演技でしたね。