3月10日日曜日、空港に4時集合までは全くの自由行動。
とはいえ生憎の雨。それほど遠くに出かけることもできないし、かといって水木ロードは前夜にもその前二回も来てるのでアプリ『テクテクテクテク』で塗りつぶそうと周辺裏通りなどてくてく。
このアプリの面白いところは、塗りつぶす区域を古い街の区域で区切ってるところ。
古くから栄えてた街なら区域は狭いし、栄えたのが明治以降とか昭和とか戦後とか新しくなるに連れ現状の栄え具合とは別に区域が広くなるのです。境港はかなり区域が狭く、古くから栄えたことがわかります。 

が、水木ロード以外の店はどこかの時代に置かれたままのところも。

ここなんか「さかい東映車庫」とあるんですが、これは映画の東映ですかね？かつては映画館もあったのかなあ。

雨以外に参ったのが花粉。花粉症とはいえ杉ではないらしく発症するのはだいたいGWのころ、それが境港についた前夜からなにか変だと思ったもののその時は暗くてわからず。昼になって気が付きました。境港自体は平地だけど、境水道の向かい側島根半島はほとんど山。
その山から煙が。じゃなくて、花粉。すごい立ち上ってて。こりゃあ鼻に来るわけだわ。


しかしそれにもめげず歩き回ってテクテク地図を塗りつぶしたのでありました。

今回の宿泊も境港。夜10時過ぎまでの宴からまたバスで移動、駅前のこの辺では珍しい背の高い建物へ。

前に来たときはそんなに大人数泊まれる施設自体がこの辺になかった記憶が。
ここも三年前にできたばかかりなんですねえ。

夜が明けると客室の窓から境港を見下ろすことが。
こういう光景見る事できるようになるとは。
ドーミーインのチェーンらしく、ここも大浴場がついてます。
ゆったりできてよかったあ。
が、室内禁煙でもありまして。数階おきに喫煙ルームが設けられてはいるのですが。
ちとめんどくさかった。
それを引いても余りあるのが朝食でありました。
結構手の混んだ小鉢も数種類、エビやカニシュウマイ、焼き物など海産物が豊富なバイキング。
が、真の力はその先。

お好み海鮮丼。エビイカ魚いくら蟹などが乗っけ放題！おかずいらなかったじゃん！
流石に一杯で済ませましたが、若いころだったら4,5杯食べてたんじゃないかなあ。

水木ロードの妖怪パレードのあと、数台のバスで連れて行かれたのは島根への橋を渡って美保関の端の方。

港近くで下車、建物の間の暗い路地を抜けると想像もしなかった古い町並みが。
この中で夕飯ですかそうですか。

なんと明治からの建物で国登録有形文化財だそうで。
こんな内部の作りの建物、初めてきました。資料撮影しまくり。

その二階の大広間で、豪勢な料理いただきました。
それはもう全部美味しく、そして一人一匹ずつの蟹。
あまりのことに、昼のイベントに出演されてた坂本頼光さんいらしたら話ししようと思ってたのすっかり忘れてました。

米子市公会堂前からバスで境港に着きしばらくするともう夕暮れ。

以前二回来たときと違うのは、妖怪ブロンズ像も増えてはいるのですが、
水木ロードがライトアップされてることです。
だんだん暮れてくるとライトが灯り始め

その影が濃くなっていくところは圧巻。
やはり妖怪は薄暗がりから闇の中にいるものですねえ。
ライトアップは樹木にまで細かく気を使われてるもの。
その水木ロードを先程の公会堂にいた人たちはじめ妖怪仮装パレードが行われ駅前から水木しげる記念館まで練り歩き、その先頭を野沢雅子さんたち声優さん四人が勤めたのですが、残念ながら撮影不可とのことで。

でもそのパレードの御蔭でいつもはもっと早く閉まる商店も日が暮れたあとまで営業してました。空に三日月がいい具合。

さてやっと旅行のメインイベント、水木しげる生誕祭。
もともとは偲ぶ会としてのイベントとしてスタートしたものが誕生日を祝う会として続いてるのだそうで。なんと参加は無料。ですが抽選とのこと。

会場の職員さんたちもちゃんちゃんこ着用。コスプレで来られるお客さんには記念品も渡されるということで、会場内には何人もの鬼太郎が。と、よく見ると目玉おやじイケメン人間型とかも。ねこ娘も人気、塗り壁だけでも何体も。悪魔くんやメフィスト、テレビくんまでいました。

境港市長さんたちの挨拶の後、活動弁士坂本頼光さんによる無声映画の活弁と、この日のために作られた水木しげるの生涯の映像に活弁。
野沢雅子さん古川登志夫さん庄司宇芽香さん藤井ゆきよさんたちのトーク、セリフ再現が大盛り上がり。特に野沢さんは現行の目玉おやじ通常型に加えイケメン人間型、さらには一期鬼太郎まで。ここだけでもいった甲斐がありました。

最後には水木さんの奥様娘さんお二人も登壇されました。

その後どうやって境港に行こうかと外に出たところ、ちょうど来たバスにスタッフ一行乗ってさっさと移動。これからもイベント。