「錆びた館」
http://kakudou.moto-chika.com
の日替わり日記部分のみの分館
2018/10/13 (Sat)
もう十年以上ぶりに映画のパンフレット買いました。
キャッチコピーや宣伝に「泣ける」という映画は好きでなく、そもそも泣きたいために映画に行きたいとは思わない。見たい映画が泣ける内容なのは構わない。今回は間違いなく泣けるだろなあと思いながら見ざるを得ない映画。二冊の絵本が原作。
「かつて日本のプロレス界の将来を託された男が怪我のため引退ギリギリ、悪役覆面レスラーとして生き延びる。小学生の主人公は父親がそのレスラー、ゴキブリマスクであることを知ってしまう」
この設定で、主演はかつて新日本プロレスのトップ、「百年に一人の逸材」エース、棚橋弘至。原作の絵本では若いチャンピオンのモデルだったレスラー。そのチャンピオン役には現在のトップ、オカダ・カズチカ。もうこれだけで泣けないはずがない。やばい。もう一回書くけど、泣きたいために映画に行きたいわけでなく、行かねばならない映画が間違いなく泣けるものだということ。始まって五分でもう泣きそうになりました。ラストの方はもうほんとやばかった。
映画としては、もっと(『レスラー』とまでは行かなくても)シリアスにも(『天国から来たチャンピオン』とまではいかなくても)もっとベタにも作れるだろうし、もっと泣けるかも。でもこういう作りでも今回はそれでいいという形。なにより各場面、その画作りが実に映画らしくていいのでした。
内容というか話にはもうこれ以上触れませんが、仲里依紗のプ女子な雑誌記者もいいし、ゴキブリマスクの妻・木村佳乃、子・寺田心がうまくていいのはもちろん、棚橋とオカダも好演。何しろプロレス場面はほんとですから。ほか新日のレスラーがたくさん出演。なかでも『タイガーマスクW』で本人役の声もし、大河ドラマにも出演した真壁刀義さんは実にはまり役。が。ゴキブリマスクの相棒ギンバエマスク役の田口隆祐がもうほんと無駄に上手い。台詞回しだけでなく、セリフがないところの表情が自然で作り過ぎでなくて、しかもちゃんといろんなことが伝わると言う。この人の芝居もっとみたい。や、プロレスも見たいですが。
キャッチコピーや宣伝に「泣ける」という映画は好きでなく、そもそも泣きたいために映画に行きたいとは思わない。見たい映画が泣ける内容なのは構わない。今回は間違いなく泣けるだろなあと思いながら見ざるを得ない映画。二冊の絵本が原作。
「かつて日本のプロレス界の将来を託された男が怪我のため引退ギリギリ、悪役覆面レスラーとして生き延びる。小学生の主人公は父親がそのレスラー、ゴキブリマスクであることを知ってしまう」
この設定で、主演はかつて新日本プロレスのトップ、「百年に一人の逸材」エース、棚橋弘至。原作の絵本では若いチャンピオンのモデルだったレスラー。そのチャンピオン役には現在のトップ、オカダ・カズチカ。もうこれだけで泣けないはずがない。やばい。もう一回書くけど、泣きたいために映画に行きたいわけでなく、行かねばならない映画が間違いなく泣けるものだということ。始まって五分でもう泣きそうになりました。ラストの方はもうほんとやばかった。
映画としては、もっと(『レスラー』とまでは行かなくても)シリアスにも(『天国から来たチャンピオン』とまではいかなくても)もっとベタにも作れるだろうし、もっと泣けるかも。でもこういう作りでも今回はそれでいいという形。なにより各場面、その画作りが実に映画らしくていいのでした。
内容というか話にはもうこれ以上触れませんが、仲里依紗のプ女子な雑誌記者もいいし、ゴキブリマスクの妻・木村佳乃、子・寺田心がうまくていいのはもちろん、棚橋とオカダも好演。何しろプロレス場面はほんとですから。ほか新日のレスラーがたくさん出演。なかでも『タイガーマスクW』で本人役の声もし、大河ドラマにも出演した真壁刀義さんは実にはまり役。が。ゴキブリマスクの相棒ギンバエマスク役の田口隆祐がもうほんと無駄に上手い。台詞回しだけでなく、セリフがないところの表情が自然で作り過ぎでなくて、しかもちゃんといろんなことが伝わると言う。この人の芝居もっとみたい。や、プロレスも見たいですが。
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2018/10/12 (Fri)
夏に初台ザロフでの多分最後の玩具館三隣亡を終えたばかりですが、今度はなんと愛媛県松山。
山裾の古城のような洋館で10日から開催中です。
いつもは1,2週間前に作るPVも今回は現地から飾り付けした画像を送ってもらって作りました。
玩具館三隣亡in萬翠荘PV
なかなか気軽に行くわけには行かないところですが、最終日21日までになんとかしていってみたい。
山裾の古城のような洋館で10日から開催中です。
いつもは1,2週間前に作るPVも今回は現地から飾り付けした画像を送ってもらって作りました。
玩具館三隣亡in萬翠荘PV
なかなか気軽に行くわけには行かないところですが、最終日21日までになんとかしていってみたい。
2018/10/10 (Wed)
多分初めて来た夕暮れの総武線平井駅から徒歩十数分、平たい町並みにやや不釣り合いな今風の建物が。
今回の怪談社の公演はこんな大きなホールで。
出演
牛抱せん夏
大島育宙
上間月貴
京極夏彦
糸柳寿昭
吉田悠軌
怪談系イベントではめったに見ることのない人の名前も入っております。
そのおかげもあってか怪談ファンだけでなく妖怪系イベントでしか見ないお客さんも多く、ホールは満員、当日券なし。
第一部は二人ずつ登壇してそれぞれが怪談語りあるいは朗読。
それぞれの持ち味がよく出ているようで……て、四谷での公演で一度聞いた『最後の怪談者』また聞けるとは!
第二部は大島さんをMCにして全員でのフリートーク。
「みなさん取材はどうされてます?」
「自然に」「会を開いて」「あちこち行って」「取材なんかしませんよ。小説家ですよ。小説書くときにだって取材したことない」
「幽霊はいるとおもいますか」
「ながくなります。まず幽霊の定義しないと」「どちらでもいいんじゃ」「いたら面白いかなくらいな」「いませんよ。今日聞いた話でもあれもこれも別に幽霊でなかったじゃないですか。それでも怖い。怖いかどうか、怪談かどうかに幽霊がいるかいないかは関係ないんです」
「最後にお一言ずつ」
「またきてね」「この世に不思議なことなどありません。でも、あの世にはあるんです。あの世とはフィクションです。この世とあの世をつなぎ、不思議なことを見せてくれるのが文芸であり話芸であり怪談会なんです。みなさんも不思議なことを体験するためにこういう会を続けて盛り上げていって下さい」
そうですねえ、映像でもそういう事ができたらいいな。
終演後、お客さんをお見送りに登壇者が全員出てきてて、時ならぬサイン会握手会ツーショット撮影会と化しておりました。楽しゅうございました。
今回の怪談社の公演はこんな大きなホールで。
出演
牛抱せん夏
大島育宙
上間月貴
京極夏彦
糸柳寿昭
吉田悠軌
怪談系イベントではめったに見ることのない人の名前も入っております。
そのおかげもあってか怪談ファンだけでなく妖怪系イベントでしか見ないお客さんも多く、ホールは満員、当日券なし。
第一部は二人ずつ登壇してそれぞれが怪談語りあるいは朗読。
それぞれの持ち味がよく出ているようで……て、四谷での公演で一度聞いた『最後の怪談者』また聞けるとは!
第二部は大島さんをMCにして全員でのフリートーク。
「みなさん取材はどうされてます?」
「自然に」「会を開いて」「あちこち行って」「取材なんかしませんよ。小説家ですよ。小説書くときにだって取材したことない」
「幽霊はいるとおもいますか」
「ながくなります。まず幽霊の定義しないと」「どちらでもいいんじゃ」「いたら面白いかなくらいな」「いませんよ。今日聞いた話でもあれもこれも別に幽霊でなかったじゃないですか。それでも怖い。怖いかどうか、怪談かどうかに幽霊がいるかいないかは関係ないんです」
「最後にお一言ずつ」
「またきてね」「この世に不思議なことなどありません。でも、あの世にはあるんです。あの世とはフィクションです。この世とあの世をつなぎ、不思議なことを見せてくれるのが文芸であり話芸であり怪談会なんです。みなさんも不思議なことを体験するためにこういう会を続けて盛り上げていって下さい」
そうですねえ、映像でもそういう事ができたらいいな。
終演後、お客さんをお見送りに登壇者が全員出てきてて、時ならぬサイン会握手会ツーショット撮影会と化しておりました。楽しゅうございました。
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