「錆びた館」
http://kakudou.moto-chika.com
の日替わり日記部分のみの分館
2021/01/14 (Thu)
昨日の続き。
放映された時間うちにいたので普通に見てしまいました。TVKでご覧になった皆さん、いかがだったでしょうか。
あいかわらずDVDは発見できなかったけどVHSは見つけたので画像はそれで。
自分で見たのは1995年の公開時以来かも。どっかでCSとかで見たことあったかなあ。
TVシリーズと違って劇場版は見返す機会が限られるのですが。
とはいえ結構覚えてるもので。原作にないオリジナルストーリーということで何本かの脚本案のうちから原作者側に選んでもらってオーケーしたもので進めたんでした、確か。相手チームのキャプテン、マイケルのキャラ原案も原作者だったかなあ。
もともとスポーツものでもサッカーの『蒼き伝説シュート!』のTVシリーズにいた自分をこっちもやれ、と入れてくれたのは『まじかるタルるートくん』などでお世話になった旗野義文プロデューサー。それまであまり例のない二作品掛け持ちというのを始める切っ掛けになって、今に至るわけです。当時、共通する役者さんが複数いたこともあってアフレコは同じ曜日。午前『シュート』午後『SLAM DUNK』だったかなあ。掛け持ちといえども収録日などはずれた話数を担当してたのが、一度だけ同じ日に収録ということがありました。現在のように編集時線画だけという状態のようなことがない頃でどちらもちゃんとオールカラーで収録した、ということは前日は二本編集してたわけで。その前数日は二本分の撮出ししてたんだよなあ。どうやってたんだろ。
さて今作、一応当時の連載状況などから今後の展開もある程度わかって臨んでるのでいろいろつながるように配慮するのはもちろん、脚本からちょっとはみ出したこともやってたり。双子なんてのもそう。その後の原作の山王戦で兄弟選手が出るより早かったんじゃなかったかな。
ずっと前にTwitterで少し書いたこともあったけど、原作者の原案がない相手チームのうち数人は『独立愚連隊』なつもりでやってます。佐藤允、中谷一郎、江原達治、双子はちょっと時代おくれての岡本喜八組から岸田森。とか。場面転換もかなり意識してやったつもり。
製作中に旗野プロデューサーは体の具合悪くされて、なんだか大げさな副題はアシスタントプロデューサーと宣伝部で付けたもので、未だになんだかなあと思うんですが、自分が担当する作品に『燃えろ』なんてつくのはこれくらいだろうからまあいいか。
TVではやれないオプチカル合成も割に使ってて、いまならデジタルでそう大変でもなくできるんでしょうが、特にエンディングの多重合成は現像所からお叱り受けたりしました。
クライマックスのメンバー紹介の文字は当時まだ社内に配置される前のAppleのノートパソコン持ってたスタッフに下地を打ち出してもらい、透過光マスクに抜いたもの。メンバー名の入り方はライブのメンバー紹介みたいで良かったね、と美術の坂本さんに言われたなあ。
当時も今も仕事場の大泉学園に行く電車で他の人に会うことは、何十年も通ってるけどほぼないこと。いよいよ初号試写という日にその電車内で先輩の演出さんと出会いまして。前日に旗野プロデューサーが亡くなられたのを知らされたのです。一番見てほしかったのになあ。きっと試写会場にいてくれたんだと思ってます。
その後いくつかの作品で劇場版担当する機会がありそうだったのに結局頓挫して、これが最後の劇場担当作品となりそうです。原作知らないという人でも楽しめるようにしてるつもりなので、興味と機会ある方はご覧いただけると嬉しいです。
放映された時間うちにいたので普通に見てしまいました。TVKでご覧になった皆さん、いかがだったでしょうか。
あいかわらずDVDは発見できなかったけどVHSは見つけたので画像はそれで。
自分で見たのは1995年の公開時以来かも。どっかでCSとかで見たことあったかなあ。
TVシリーズと違って劇場版は見返す機会が限られるのですが。
とはいえ結構覚えてるもので。原作にないオリジナルストーリーということで何本かの脚本案のうちから原作者側に選んでもらってオーケーしたもので進めたんでした、確か。相手チームのキャプテン、マイケルのキャラ原案も原作者だったかなあ。
もともとスポーツものでもサッカーの『蒼き伝説シュート!』のTVシリーズにいた自分をこっちもやれ、と入れてくれたのは『まじかるタルるートくん』などでお世話になった旗野義文プロデューサー。それまであまり例のない二作品掛け持ちというのを始める切っ掛けになって、今に至るわけです。当時、共通する役者さんが複数いたこともあってアフレコは同じ曜日。午前『シュート』午後『SLAM DUNK』だったかなあ。掛け持ちといえども収録日などはずれた話数を担当してたのが、一度だけ同じ日に収録ということがありました。現在のように編集時線画だけという状態のようなことがない頃でどちらもちゃんとオールカラーで収録した、ということは前日は二本編集してたわけで。その前数日は二本分の撮出ししてたんだよなあ。どうやってたんだろ。
さて今作、一応当時の連載状況などから今後の展開もある程度わかって臨んでるのでいろいろつながるように配慮するのはもちろん、脚本からちょっとはみ出したこともやってたり。双子なんてのもそう。その後の原作の山王戦で兄弟選手が出るより早かったんじゃなかったかな。
ずっと前にTwitterで少し書いたこともあったけど、原作者の原案がない相手チームのうち数人は『独立愚連隊』なつもりでやってます。佐藤允、中谷一郎、江原達治、双子はちょっと時代おくれての岡本喜八組から岸田森。とか。場面転換もかなり意識してやったつもり。
製作中に旗野プロデューサーは体の具合悪くされて、なんだか大げさな副題はアシスタントプロデューサーと宣伝部で付けたもので、未だになんだかなあと思うんですが、自分が担当する作品に『燃えろ』なんてつくのはこれくらいだろうからまあいいか。
TVではやれないオプチカル合成も割に使ってて、いまならデジタルでそう大変でもなくできるんでしょうが、特にエンディングの多重合成は現像所からお叱り受けたりしました。
クライマックスのメンバー紹介の文字は当時まだ社内に配置される前のAppleのノートパソコン持ってたスタッフに下地を打ち出してもらい、透過光マスクに抜いたもの。メンバー名の入り方はライブのメンバー紹介みたいで良かったね、と美術の坂本さんに言われたなあ。
当時も今も仕事場の大泉学園に行く電車で他の人に会うことは、何十年も通ってるけどほぼないこと。いよいよ初号試写という日にその電車内で先輩の演出さんと出会いまして。前日に旗野プロデューサーが亡くなられたのを知らされたのです。一番見てほしかったのになあ。きっと試写会場にいてくれたんだと思ってます。
その後いくつかの作品で劇場版担当する機会がありそうだったのに結局頓挫して、これが最後の劇場担当作品となりそうです。原作知らないという人でも楽しめるようにしてるつもりなので、興味と機会ある方はご覧いただけると嬉しいです。
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