『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』で一年仕事ご一緒した森永理科さんが月蝕歌劇団の人というのは当時から知ってたんですが、なかなか行く機会がなく。そのままかなりの年月が。
近年行くようになった劇団廻天百眼、そこの紅日毬子さんが客演されることもあるというのも知ってたのでどこかで行かねばと思っていたところにこの公演。紅日さんはダブルキャストらしいし、森永さんは演出助手ということなので出演はないのかなあと思ってたら最終日は二人の共演というのでこの期を逃しては!と行ってきました。新宿二丁目ど真ん中の地下にこんな劇場があったんですね。
幕開きから紅日さんの出番。本筋の主人公と出会い、舞台は学園へ。そこからもう怒涛な展開。学園の女子生徒たちが少女漫画家から名前取られてたり、剣やマシンガンで戦ったり。このお芝居のタイトルには覚えがあったのですが、後で調べたらもとは80年代と古いのですね。なんとOVAにもなったこともある。ある種の中二病的世界の魁のようでもあるし、もう古典では。もちろん歌もあり、この世界の中でも宝塚というのが憧れとしてあるのが不思議なかんじも。
少女たちが武器を手に戦うという要素自体は現在もアニメはじめいろんなとこで見ますが、そこに革命が、あるいは神殺しが絡むのは今の造り手には殆ど見られないものなのでは。ちゃんと全部把握してるわけではないけど、山田正紀、押井守くらいで元の作者高取英さんと同年代の人たちに共通するものなのかなあ。
話がずんずん進んでいくけど森永さんはどこで?と思ったらもうラスボス。時空飛んで天草四郎。特に凄んだり妖しくするでなくむしろ可愛いくらいの声ででてきて、しかしながら怖く格好いいというとんでもない役。紅日さんとすごくつながる役だったのは個人的に嬉しいポイント。
もちろん主演の少女たちはどの場面でも頑張ってるし、マッチ、炎、懐中電灯をつかった特殊照明も楽しい。森永さんや紅日さんの出演あってもなくても次回からの公演も行くようにしなければ。
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