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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/11/29 (Fri)
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2018/11/07 (Wed)
高田京極対談@日比谷から一旦神保町ブックフェスで美味しいもの食べて夕方には下北沢。
『幽』誌上でちょっと前から始まったこの三人時評、名だたる書評家解説紹介ライターさんたちなので取り上げる書物も解析も記事もいいのはもちろん、それに怪談実話にたいするそれぞれのスタンスの差が加わって大変面白いページで真っ先に読むのですが、一度生でこの三人の会話を聞いてみたいと思ってたところにこのイベント。行かないわけがない。

客席にあちこちのイベントで見る顔や作家さんたちも。
取り上げる本や、どう評価されたかは次の『幽』で読めるのであまりメモなど取らないまま楽しく拝聴しましたが、三人が三冊ずつ選ぶのに真っ先にかぶったのが吉田悠軌選「ムー実話怪談「恐」選集」というのが面白い。かぶり過ぎなので朝宮さんは別の本にしたとのことでした。

雑誌ムーの投稿怪談そのものが30年以上に渡る歴史を持っていて、最初のうちは「落ち武者が…」「先祖の霊が…」という当時のありきたりなものだったのに、中にある説明のつかない不条理とも言える体験談を主に採用するようになってからは投稿自体そういう話が増えていったのだそうで。
今の怪談実話の原点と言えるのは1990年「新・耳・袋」1999年に復活、続刊発行されるまでの間は「超怖い話」シリーズがつないで、21世紀になるころから今の怪談実話の盛況に至るというのが書籍上の歴史。
並行して映像の方で小中千昭・鶴田法男による「ほんとうにあった怖い話」1991(当時はやったオリジナルビデオ。1992テレビ朝日ドラマ「本当にあった怖い話」2004以降のフジテレビ「ほんとにあった怖い話」とは別)や「戦慄のムー体験」1994があって、のちの実話でないもののかなりそれに近い感じな怪談映画『女優霊』1996そして『リング』につながるという歴史があるのですが、その『戦慄のムー体験』はまさに書籍と映像の結びつけをしていたのだなあ、と。朝宮さんもおっしゃってましたが映像で見たあの話のもとの投稿がこれだったのかと。
本来怪談は(怪談によらずだけど)文章が良いものがいいのであって、実話であろうと虚構であろうと関係ないとする門賀さんと、多少の整理や盛り付けはあっても、あくまで実話であるべき。日常にひび割れを起こすことこそが怪談実話の良さと語る朝宮さんの激突は生で見たかいがありました。

ちなみに自分でいうと、読者としては朝宮さん寄り、映像というところで怖いものを作ろうとしてる実作者の立場でいうと門賀さん寄り。怖くするために実話っぽい感じが有効ならいつでも使う、というところではあります。
ともかくもこの公開収録、大変面白かったので、定期開催していただきたいですね。場合によっては『幽』の刊行ペースより早くして公開収録でなくなってもいいです。

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2018/11/06 (Tue)
分割百物語オールナイト明けからの日曜お昼、日比谷へ。

表は見たことあるけどほとんど入ったことのないミッドタウンへ。しかも八階の会場へは一階から九階へ直行エレベータで登り、一階だけエスカレータで降りるという難易度高い場所。
すでに満席の客様の最前列からお二人が立ち上がり対談スタート。

作品毎に綿密に調査、資料調べをし、現地にも赴くという高田さんと、そういうものは全てだいたいこんなだったなあ、と覚えてることで書くという京極さん。これが「記録と記憶の記号論」なのだ、と。真面目な話もあればあの出版社こんなひどいと言うような話もあり、いやそっちのほうが多かったか。

事前に寄せられた質問に答える時間も。
「誰も信じてくれないけど、棚旗奈々のモデルは僕なんです」
「ベストテンなんてものは投票した人たちの好みだけのただの人気投票で、作品の価値とはなんの関係もない。真に受けるべきではない。もしそんなものをもとに何かをしようと迫ってくる人がいたら、そんな人は
どうにかしたほうがいい」
などという答えも。
最後には撮影タイムもあり、その後サイン会タイムもあったのですが、次の予定もあるので失礼いたしました。

2018/11/05 (Mon)
毎年10月末は神保町古本祭り。
もちろんそこにも行って、あれやこれやと食べたのですが、それはまた機会あれば、ということで。
土曜昼に神保町、夜に某所でちょっとした(のはずが意外に遅い時間まで)の飲み会のようなもの。その後阿佐ヶ谷に、とだんだん西に移動して深夜はこのイベントへ。

若手芸人さんが怪談語りの人たちを呼んで怪談を聞こう、というイベントらしいもののオールナイトの三回目。1回目は気が付かず、かな。二回目はたしか広島国際アニメフェス期間で見られず。今回はゲストに西浦和也さんも入ってるので、これは行かねば、と。
ゲスト4人が前半後半で二人ずつ。まず西浦和也さんとらせんa.k.a上里洋志さん。

西浦和也さんはある呪いのものの話。類話あるけどちょっと展開が独特。
らせんさん、初めて聞くのですが本人がいろいろ体験する方で。南国の実家地方での話というのがその習俗含め体験者ならではの話。

後半のゲストはいたこ28号さん、吉田悠軌さん。
いたこさんの変な画像、動画がもう変。前にも聞いた話だったけど、すっごく久しぶりのもあったな。

次も都合合えば行こうと思います。
2018/11/04 (Sun)
場所こそイタリア系ですがヨーロッパの色んな国の9作品の上映。

このビルがおしゃれ。

この画像でわかるかな、ホールの椅子もスチールの骨組みを黒いかっちりしたレザーで包んだめちゃめちゃお洒落なもの。さすがイタリア。

上映作品はすごい斬新さとかはなかったものの、どれも高水準。たいへん楽しませていただきました。

上映後周辺にコンビニすらも近くないのがちょっと困ったかな。

2018/11/03 (Sat)
玩具館三隣亡in松山萬翠荘、二泊の朝食と一泊目の夕食は夢寛歩道後でしたがそれ以外は外で。
2018/10/21昼は、朝食をしっかり取りすぎたため(夢寛歩道後の朝食バイキングにうどんがあった)いろいろ歩いてもなかなかお腹減らず、松山城を降りる午後三時過ぎにやっと。が、城下のお店はだいたい休み時間。登る前に鯛めしいいなあと思ってたのが食べられない。

開いてたのが揚げ鯛バーガーなるもの。あれ、これはこれで美味しい。普通のバーガーチェーンに比べれば高いですが、専門店ならこんなものかな。

道後温泉あたりのみかんジュース、バーガー屋近くの珈琲店の珈琲も美味しかった。

鯛めしは翌日、松山空港でいただきました。朝食からそんな時間経ってなかった気もするけど、二日目は流石にご飯控えめにしてたので食べられた。なんだかすごく美味しかった。

その前日の夜は玩具館三隣亡の打ち上げで近くの商店街の居酒屋へ。
どれもこれも美味しくていっぱいいろいろ頼んじゃって腹いっぱい。


〆のご飯物頼まずに終わった飲み会って、初めてじゃなかったろうか。
特に子持ちししゃもとか、何だっけ、魚と大根の煮物だったかな、それがめちゃめちゃ美味しくて、お代わりしたくらい。三隣亡メンバーの皆さまお疲れそしてありがとうございました。また次の機会に。
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