「錆びた館」
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の日替わり日記部分のみの分館
2017/08/27 (Sun)
先に『シビル・ウォー』で登場してるからそもそもなぜ超人になれたのかとかの過程ふっ飛ばしていけるというメリットはあったにしろ、時間少し巻き戻して始めるという選択肢は捨ててその後のスパイダーマンの活躍、ピーター・パーカーの正調を描くことに徹して結果としては大正解。富豪のアイアンマンによって間接的に職を奪われそうになった中小企業の社長という敵役の設定の巧みさとその役を元バットマンのマイケル・キートンに振って、またそれを受けてしまうところも双方すごい。木枯し紋次郎の対抗番組として始まった必殺シリーズに中村敦夫が出てくるみたい。主人公がわりあい普通の子供であるという点が重要で、そのため学校生活もよく描けてて白人以外の方が多くてというのがアメリカの現状を政治的な批判も含めて描きそれがクライマックス前の驚きにつながるというのも鮮やか。とまあこのへんは誰でも言ってるところですわね。個人的にはこれまでのスパイダーマンそれぞれ好きなんだけど、主人公に重い枷を架したがゆえに返信活躍中にあんなに饒舌なのは違和感あったのが今回のはすごく素直に見られまして。「座ってる人」死亡の友だちがいるのもすごい有効。孤独を抱え込みすぎたりしなくていいし、この歳の子にあまりに重圧与えすぎなくてなおかつ乗り越えなければならない物は頑然と立ちはだかると言うバランス。脚本上のいいところはキリがないですが演出、特に前半の学園生活の快調なテンポとちょっとした顔の向きや目線を使ってのシーンつなぎなどがうまくて好みで、映画の(脚本や役者や道具立て以外の映像としての)楽しさはこの辺ですよねえ。
先に『シビル・ウォー』で登場してるからそもそもなぜ超人になれたのかとかの過程ふっ飛ばしていけるというメリットはあったにしろ、時間少し巻き戻して始めるという選択肢は捨ててその後のスパイダーマンの活躍、ピーター・パーカーの正調を描くことに徹して結果としては大正解。富豪のアイアンマンによって間接的に職を奪われそうになった中小企業の社長という敵役の設定の巧みさとその役を元バットマンのマイケル・キートンに振って、またそれを受けてしまうところも双方すごい。木枯し紋次郎の対抗番組として始まった必殺シリーズに中村敦夫が出てくるみたい。主人公がわりあい普通の子供であるという点が重要で、そのため学校生活もよく描けてて白人以外の方が多くてというのがアメリカの現状を政治的な批判も含めて描きそれがクライマックス前の驚きにつながるというのも鮮やか。とまあこのへんは誰でも言ってるところですわね。個人的にはこれまでのスパイダーマンそれぞれ好きなんだけど、主人公に重い枷を架したがゆえに返信活躍中にあんなに饒舌なのは違和感あったのが今回のはすごく素直に見られまして。「座ってる人」死亡の友だちがいるのもすごい有効。孤独を抱え込みすぎたりしなくていいし、この歳の子にあまりに重圧与えすぎなくてなおかつ乗り越えなければならない物は頑然と立ちはだかると言うバランス。脚本上のいいところはキリがないですが演出、特に前半の学園生活の快調なテンポとちょっとした顔の向きや目線を使ってのシーンつなぎなどがうまくて好みで、映画の(脚本や役者や道具立て以外の映像としての)楽しさはこの辺ですよねえ。
2017/08/26 (Sat)
英国から中国へ返還されて20年。じわじわと本土に飲み込まれつつある二年前、自立を求めて若い人の大きな運動が起きたときに制作された映画。10年後どうなるのかという近未来。5つのオムニバスで、どれも大きな波は止められない、だけど、と一抹の希望は残す。
映画としてだけ見ても五本どれも傾向が違うのに先行きの予想をさせずあるいはうまくひっくり返されストーリー自体が良く出来てて若い有名でない人たちばかりのはずなのに撮影にも編集にもゆるいところがなく、気持ちや問題意識さえあれば拙くてもいいんだというような情緒的なだるい映画とは違います。それだけに本気で憂えてるのもわかる。
たまたま見たのが8月15日で日本の現在未来についていろいろニュースも流れる日。この映画が香港で公開された2年前はまだ日本のほうが明るい希望があるような気がしてたのが、いまや惨状を呈すどころかどこに持ち直す要素があるのかわからないくらい。それにもまして、この時の香港の若者ほど日本を憂えてる若者はこの国にいるのだろうかと、いや若者あてにしてないでお前らもなんとか考えろよというのは言われるのは百も承知ですが。
英国から中国へ返還されて20年。じわじわと本土に飲み込まれつつある二年前、自立を求めて若い人の大きな運動が起きたときに制作された映画。10年後どうなるのかという近未来。5つのオムニバスで、どれも大きな波は止められない、だけど、と一抹の希望は残す。
映画としてだけ見ても五本どれも傾向が違うのに先行きの予想をさせずあるいはうまくひっくり返されストーリー自体が良く出来てて若い有名でない人たちばかりのはずなのに撮影にも編集にもゆるいところがなく、気持ちや問題意識さえあれば拙くてもいいんだというような情緒的なだるい映画とは違います。それだけに本気で憂えてるのもわかる。
たまたま見たのが8月15日で日本の現在未来についていろいろニュースも流れる日。この映画が香港で公開された2年前はまだ日本のほうが明るい希望があるような気がしてたのが、いまや惨状を呈すどころかどこに持ち直す要素があるのかわからないくらい。それにもまして、この時の香港の若者ほど日本を憂えてる若者はこの国にいるのだろうかと、いや若者あてにしてないでお前らもなんとか考えろよというのは言われるのは百も承知ですが。
2017/08/25 (Fri)
オバケとクラゲのコラボというよくわからないけど楽しそうなことやってるので行ってきました。
もとからあるクラゲトンネルの水槽一つ一つに妖怪の映像が投影され、クラゲがその前を漂うとゆらめく影が映り込むというなるほどこれは面白いもの。
そのトンネル自体はそれほど長くないのですが水族館全体も含めて楽しめますですよ。
なかで限定メニューの目玉おやじパフェだかも。ついでに漬物ドッグなども。なかなか美味しい漬物を使っておりました。ちょっと珈琲にもコーラにも合わないけど。
それにしても近くまで行ったことはあるものの今回も登らなかったスカイツリー、根本の商店があんなに広い規模とは思わなかったなあ。あそこだけでも楽しめに行けそう。
オバケとクラゲのコラボというよくわからないけど楽しそうなことやってるので行ってきました。
もとからあるクラゲトンネルの水槽一つ一つに妖怪の映像が投影され、クラゲがその前を漂うとゆらめく影が映り込むというなるほどこれは面白いもの。
そのトンネル自体はそれほど長くないのですが水族館全体も含めて楽しめますですよ。
なかで限定メニューの目玉おやじパフェだかも。ついでに漬物ドッグなども。なかなか美味しい漬物を使っておりました。ちょっと珈琲にもコーラにも合わないけど。
それにしても近くまで行ったことはあるものの今回も登らなかったスカイツリー、根本の商店があんなに広い規模とは思わなかったなあ。あそこだけでも楽しめに行けそう。
2017/08/24 (Thu)
帰省から戻り途中岡山で降りた目的はこちら。
http://www.city.setouchi.lg.jp/museum/tenjinitsuite/index.html
岡山在住で妖怪系文人の化野燐さんがトークする日もあるというので知ったのですが、この美術館が岡山駅からちょと距離ある場所。赤穂線は何年か前に備前長船刀剣博物館に行くとき乗ったなあ、最初はSuica使えなくてまごついたことが。今は途中までとはいえ使えるようになってました。美術館へのバスの乗換え便利案内も公式サイトにあるし、安心して邑久駅からバスで牛窓、美術館のある瀬戸内市役所牛窓庁舎へ。立派な建物。
でかでかと看板が。
古いもののようでもありモダンなデザインも取り入れてる脱活乾漆という技法で作られた妖怪像たち、作者の武本大志さんはまだ31歳とか。どれもリアルな大きさで、それぞれが内側からあふれる迫力があるのに、唯一の人間である(世はいえ能面をつけててとても厳かに怖いのですが)滝夜叉姫を囲んでる配置、それに気がつくと結界の中に足を踏み入れたようで。あとで学芸員の方から教わったところによると滝夜叉姫が妖怪たちを召喚したということでしたが、その囲んでる妖怪たちの目線が全て中心の姫に注がれてるところはつい最近見た『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』で邪悪な古代エジプトの王女が復活しないよう囲んでる神像たちと同じ配置、ひとりで怖がってました。
もう一方お化け人形師の中田市男さんは91歳、お化け屋敷の人形を作り続けて80年というこれもすごい組み合わせ。点数は多くないけれど要所要所にお化け屋敷の雰囲気を再現した配置となっており暗めの照明と合わせて雰囲気抜群。というか、暗い迷路のお化け屋敷内でなく広い展示室内の隅に佇んでるお化け像があれ程近づきがたいものとは思いもしませんでした。
4階にある美術館の入口外からは瀬戸内の海が見え、ちょっと行ってみようかと思ったのに雨がぱらつき始めてきたのでそのまますぐのバスで駅へ向かいましたが、また来ることもあるでしょうか牛窓。
http://www.city.setouchi.lg.jp/museum/tenjinitsuite/index.html
岡山在住で妖怪系文人の化野燐さんがトークする日もあるというので知ったのですが、この美術館が岡山駅からちょと距離ある場所。赤穂線は何年か前に備前長船刀剣博物館に行くとき乗ったなあ、最初はSuica使えなくてまごついたことが。今は途中までとはいえ使えるようになってました。美術館へのバスの乗換え便利案内も公式サイトにあるし、安心して邑久駅からバスで牛窓、美術館のある瀬戸内市役所牛窓庁舎へ。立派な建物。
でかでかと看板が。
古いもののようでもありモダンなデザインも取り入れてる脱活乾漆という技法で作られた妖怪像たち、作者の武本大志さんはまだ31歳とか。どれもリアルな大きさで、それぞれが内側からあふれる迫力があるのに、唯一の人間である(世はいえ能面をつけててとても厳かに怖いのですが)滝夜叉姫を囲んでる配置、それに気がつくと結界の中に足を踏み入れたようで。あとで学芸員の方から教わったところによると滝夜叉姫が妖怪たちを召喚したということでしたが、その囲んでる妖怪たちの目線が全て中心の姫に注がれてるところはつい最近見た『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』で邪悪な古代エジプトの王女が復活しないよう囲んでる神像たちと同じ配置、ひとりで怖がってました。
もう一方お化け人形師の中田市男さんは91歳、お化け屋敷の人形を作り続けて80年というこれもすごい組み合わせ。点数は多くないけれど要所要所にお化け屋敷の雰囲気を再現した配置となっており暗めの照明と合わせて雰囲気抜群。というか、暗い迷路のお化け屋敷内でなく広い展示室内の隅に佇んでるお化け像があれ程近づきがたいものとは思いもしませんでした。
4階にある美術館の入口外からは瀬戸内の海が見え、ちょっと行ってみようかと思ったのに雨がぱらつき始めてきたのでそのまますぐのバスで駅へ向かいましたが、また来ることもあるでしょうか牛窓。
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