「錆びた館」
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王晶導演『追龍』
2020/07/29 (Wed)
甄子丹ドニー・イェンと劉徳華アンディ・ラウって、ちゃんとした共演てなかったんだあ。意外。
今回麻薬王呉錫豪(ン・シェクホー)と悪徳警官雷洛て、ふたりとも悪い役。ポスターも悪そうですよねえ。
しかも60年代から70年代にかけての実話をもとにしてるので実在した人物、劉徳華は前に『リー・ロック伝』で演じたことあるんだそうで、未見だ。
香港に渡ってきてからのし上がっていく甄子丹がもうほんと『スカーフェイス』なかんじ。当時の流行りもあったんだろけど服装もにてるとこあるきがする。二人でのし上がっていく劉徳華との絡みも主軸だけど、それぞれの仲間との関係も良くて、『葉問イップ・マン』シリーズでもおなじみ鄭 則仕ケント・チェンがまた警察役でいいですよう。
当時なので九龍城砦も再現されててああーあの中はこんなだったのかあ、金田一少年の事件簿で場面参考探しきれなかったんだよなあなんて思い出したりも。
コメディで有名と思ってしまう監督の手腕は確かで、重いところもありつつかなり軽快なテンポですすみダレるとこなし。娯楽作の造り手としてはほんとうまいですよねえ。劇中「俺はゴッド・ギャンブラーって呼ばれてるんだ」なんて台詞も入れてきたりするし。
全くの私事ですが自分の弟が甄子丹に似てて、とはいえさすがに葉問じゃあ似てる感じ薄くなってきたかあと思ってたのに、今作の冒頭部若い頃の風貌が髪型までそっくりで笑うというかどんな気分で見たらいいもんだかとなってしまいました。
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