忍者ブログ
「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
[20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30
[PR]
2024/11/22 (Fri)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2020/03/12 (Thu)

歌舞伎町の中華屋でバイトする新人ボクサーが脳腫瘍で余命僅かを宣告されたとき、追われることになった親に売られた少女に出会う。
と、割にベタな設定。二人が出会うまでをもうちょっと早くしてもいいんじゃないかなあ、あとで加速するのはわかってるとはいえ。なんて思ってたのは間違いでありました。
ボクサーと少女、敵対するヤクザ、出所してきた武闘派幹部、恨みを晴らそうとする中国黒社会、ヤクザの組内の陰謀、悪徳刑事、といろんなひとが入り乱れてからの後半のもつれ具合は予想以上。
主演の窪田正孝はいいし、シャブ漬け売春屋のベッキーのイカレ具合が評判で、いかにも悪徳刑事の大森南朋、かっこよすぎる組幹部の内野聖陽はタイプキャストとはいえこれほどはまり役なこともかえって珍しいのでは。
妙なところをねじ込んでくるのは追われる少女モニカのトラウマ父の幻影。ここだけガチなホラー演出。こんな活劇の中にうまくはめてくるなあ。
他の出演者も中国黒社会の人たちもいちいちキャラが立ちまくり。
出演者で特に良かったのは頭脳派のヤクザでひとり美味いことしようとしてどんどんまずい方に転がっていく染谷将太。こういう使い方あったんだなあ、怪演と言っていいのでは。どっかで本郷奏多と共演してくれないかな。
そこまでも個別の暴力場面が上手いのだけど一同が集まってからがまた大変な活劇でお腹いっぱい。
そしてちょと長いかな、と思った冒頭部はラストに大きく影響してくるのでした。この手の話の終わり方はかなり難しくて、今作も普通ならここで終わってもというのが三箇所くらい過ぎてからのエンディング。お見事でした。


PR
2020/03/11 (Wed)
未体験ゾーンの映画たち2020最後のアジア系映画、なんとか見てこれました。

『マッハ!』『チョコレート・ファイター』の監督がタイのアイドルグループBNK48の子を主人公に(と言っても撮影時は加入前で、主人公はその姉のほうだけど)撮る映画がなんとクラスーなる首だけ女(首抜け女)族と妖魔封じ師の物語という、まあ前知識は特にないまま楽しんできまして。

呪われた血を持つ従姉妹姉妹の妹と、封じる修行を強制される姉がちゃんと学生生活も送っており、16歳というお年頃で、という葛藤がメインになるのか、それとも幽霊(ではないけど)を飼ってる怪しい団地?を舞台に『おろち』みたいになるのか。
と、思いきや首だけ女一族が襲ってくるあたりからあれよあれよと切ないホラーアクションに。
なーんとなく小中千昭・和哉兄弟の『VAMP』にも似たテイストかなあ、よく考えたら吸血妖怪ものであったし。

とはいえ『エクソシスト』がキリスト教のバックボーンないと怖くないように、今作も首だけ女妖怪の怖さが前提として共有できてないとなんとなくピンとこない部分がるのも確か。
筋立てについてはそうなんですが、下に部分的に緑に光る内臓ぶら下げた美女首がタイの夜の街をひゅんひゅうん飛んでくるビジュアルとか数々のホラー場面とかすごく楽しいですよ。もっともうわあとなるのは明るい学校の中でのカエルの解剖というのもすごいかも。
2020/02/29 (Sat)

児童書原作にデル・トロ製作、『トロール・ハンター』『ジェーン・ドウの解剖』の監督ということで。
舞台は1968年、ニクソン大統領当選に湧くベトナム戦争の頃のアメリカ。不気味なカカシのいる麦畑のある地方、ハロウィンからはじまり自動車で見る屋外映画場では『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』が上映されてて、連続殺人鬼がいたという幽霊屋敷にはおぞましい伝承と隠し部屋もあり、と、のっけからホラー映画好きにはたまらない展開。主人公はホラー好きで小説家志望のメガネっ子。いうことなし。中学生?くらいな子たちがメインだけど、怖いことはちゃんと起こり、容赦なく人が死んだり消えたり☓☓したりします。主人公チームが事態を邪魔するような間抜けなことしないのですごくいいテンポで進み、ワクワクしっぱなし。でてくるコワイものたちはちょっとユーモラスなとこもあって、ちゃんと怖いことをする割にはシリアス度が足りない感じなんですが、「本に書かれた怖いこと」の具現化つまり最初からフィクションなので問題ないですねえ。
夜ちょっと早めの回で見たら高校生も多く、上映までにぎやかだったのに終わって明るくなったら「まじ怖かった」「誰だよこの映画にしようって言ったの」などと、微笑ましい会話をしていたのでありました。こういう出来のホラー映画は何十本でも見たい。
2020/02/28 (Fri)
山口恭平監督『魔進戦隊キラメイジャー エピソードZERO』と「スーパー戦隊MOVIEパーティ」として二本立て。

と言う前情報をまるで知らずに見てて、あ、いやそれどころかルパパトは最初の方だけしか見てなく、リュウソウジャーは1話しか見てないというテイタラクなんですが。それでもよく話はわかり、計13人のキャラがまんべんなく生かされてて、スペクタクルもありアクションも豊富、泣けるくらいかっこいい上に互いに武器を取り替えての攻撃などクロスオーバー劇場版ならではの趣向もバッチリ。あー楽しかった、90分足らずでもこれだけのことができるんだあ、とおもったらそこからキラメイジャーがはじまってびっくり。55分しかなかったのか。アベンジャーズでも主要キャラをまんべんなく活躍させるのが徹底しててすごいけど、これだけの時間でもやってのける戦隊シリーズの劇場版はこの点においてはだいたいいつもすごい。どのキャラにもファンが居るはずだからちゃんとみんな活躍してると嬉しいですよねえ。
キラメイジャーはテレビに先駆けてのエピソード0という新しい試み、見るとそりゃあテレビが楽しみになりますね。敵方の声の出演で高戸靖広が怪演してるのも楽しみ。
と、本編が2つ終わったあとがさらにパーティ。
キラメイジャーのキラキラの先輩としてキュアスターが出てきてキラやば〜〜!
スタートウィンクルプリキュアのEDを一緒に踊ります。
さらに三戦隊シリーズ総出演にスタプリ全員にハグっとプリキュアのキュアエール、現在のヒーリングっどプリキュアのキュアグレースまで加わっての戦隊EDダンス。お腹いっぱいにおかわりが二回来た感じ。
公開からちょっと経ってたので映画館にポスターがなく、東映撮影所にまだ掲示してあったものを撮影してきました。や、いつにもましてこの撮影所近辺での撮影が多くてそこのシネコンで見たあと楽しかったんですよ。
2020/02/27 (Thu)
前作『へレディタリー 継承』がいまいち好みではなかったけど、撮影がきれいそうなので見てみました。

美しい映像だけが流れるけど怖くなる映画、ってやってみたいんですよねえ。短編ならなんとかなるんじゃないかなあ、長編だとどうなるんだろう。
と思ったら冒頭は結構暗い場面から。白夜の北欧に舞台移してからはずっと明るいですけど。
ルーン文字とかその形の食卓とかのビジュアルもいい感じ。
90年に一度の大祭にきたアメリカの大学生たちはどいつもこいつも好きなれない連中。
で、だんだん祭りの秘事が明かされていき。綺麗なだけでなくてエログロも容赦なくでてきます。
ニコラス・ケイジのあの映画と同じ感じかなと思ったらだいたいそうでした。
主人公が女性なんで、そこが今風。ラストはそうなるんだねえ。
シーン替わりがお!と思うの何箇所かあったんですが、うーん、やっぱりあまり好みには合わないかなあこの監督。あーそうだ、ニコラス・ケイジの映画のリメイク前のオリジナル版をちゃんとみたいなあ。
<< 前のページ■ HOME ■ 次のページ >>



1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
Designed by TKTK
PHOTO by mizutama



忍者ブログ [PR]