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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2025/04/17 (Thu)
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2020/02/18 (Tue)

うっかりしてたーもう先週から公開だった。
なーんにも予備情報入れずに鑑賞。
始まり方はなんかちょっとゆるくない?て感じだったのに、ふとしたことから高まる緊張感というか、観客に悪い予感を覚えさせるその手際。撮影も編集も際立ったところない感じのものが、みるひとにだけこれはやばいことに、と思わせていくのがほんとうまい。そりゃおなじみの手もつかうんですが、これみよがしでなく全体に馴染むようにすーっとね。話がどう転がってくのかまるで見当つかない、というより思いもよらない方向から横筋が入ってくくる筋立て。低予算逆手に取った撮り方とか、もう最高。80歳かあ。いいクソジジイでまだまだ撮ってほしいものであります。

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2020/02/17 (Mon)

あれはいつだったか、大泉学園の東映撮影所の社食にいったところ声をかけてきたのが、かつて東映アニメーションでONE PIECEなどの演出助手だった川松くん。実写でホラーを撮りたいのですとその世界に行ってもう10年以上か。色んな作品の助監督をしながら『葬儀人アンダーテイカー』『丑刻ニ参ル』『我が名は理玖』などインディーズで何本も監督作を着実に続け。
て、なんで今ここに。と見るとその奥に清水崇監督が。彼とも『呪怨』より前の『学校の怪談G』からの知り合い。なんでもその新作に川松くんが助監督でその割と初期の打ち合わせだった模様。
その新作が『犬鳴村』とわかるのはもうちょっとあと。
その後、その二人主催のイベント『怪談とホラーの夕べ』がその手のものとしては珍しい赤坂で4回ほど開催。それがこの『犬鳴村』の宣伝イベントでもあり、ロケハンやらキャスティングやらの状況が少しずつ公開されてったのです。
有名な都市伝説「犬鳴トンネル」もちろん福岡に実在する場所で、実際血生臭い事件の場所でもあったりで、それを素材に映画とはどうなるのか。そもそもトンネルの奥に行こうにも塞がれてて中にも入れない状態、なのはその赤坂でのイベントでもわかってること。

見るとなるほどねえ〜〜!そうなるのかあと感心することしきり。
ユーチューバーという現代的なところからの導入に田舎の集落の閉塞感が重なってきてからの因習ホラー感。現代的な場としての病院ホラーも得意技として繰り出されるけど、とうにダムに沈んだはずの犬鳴村がしっかり話の中心に据えられて終盤はまた違うホラーのフェイズを。そこはホントはそこまでしなくてもという気もしなくもなかったけど、ある種の社会問題まで絡ませつつも表立ってしなくてフィクションの奥に忍ばせるのはああするしかないのかなあとか。
若い人が多い客席はちゃんと怖がってたようで、青年三人組のひとりが、20分位から怖くてずっと音楽聞いてた、というと、知ってた。音楽聞こえてたもん。と会話してるなど、製作者聞いたら喜んじゃうだろなあという会話もしてました。
映画の公開は始まったけど、またイベントもそれはそれでやってくれないかなあ。
2020/02/09 (Sun)
邦画でもインディーズあまり見ないのは日常性からはみ出す部分が少なそうなものにあまり興味がないからなんですが、これはなにか違いそうとの評判で、みるとたしかに! 

「劇団6番シード」という人気な小劇団がPVとして架空映画予告編作ったところ好評で、4分割した映画を半年ごとに上映してその収益で作り続けて2年かけて完成した長編という成り行きもさることながら、テロ、謀略、銃撃、爆発、狙撃、などなど活劇のオンパレード、ロケ場所も多彩でスケール大きく最後は海外ロケまで。世界を救う鍵は少女の歌という中二ポイントなのはいかにも小劇団発なかんじもするけどエンタメに全フリしてるのは清々しくていいですねえ。

総登場者数が500とかで、メインの台詞ある人物だけでもかなりの数、もとの劇団だけでなくいろんな小劇団の有名な人達が出てるようで、そう言うの好きな人達にはまた一層楽しめたのでは。
2020/02/07 (Fri)
この監督と、主演ソン・ガンホの組み合わせでは『殺人の追憶』『グエムル-漢江の怪物-』を見てて、どちらも好き。なぜか『スノーピアサー』はあまり見に行く気になれなかったのだけど、今作はどうかな、と。

見てみたものの、感想としては、う〜〜む。あまり好みでなかったなあ。『ゲットアウト』のジョーダン・ピール監督の『アス』がイマイチ趣味に合わなかったのと同じ感じが。
社会派的な映画が嫌いというわけでもないつもりなので、メタファーにするやり方が合わないのかなあ。演出はうまいし、役者さんもみんな達者なのにね。『グエムル』と似た構造があるのはわざとなんだろなあ。
ところでポン・ジュノは漢字では奉俊昊、ソン・ガンホは宋康昊なのですね。

2020/01/10 (Fri)
1は劇場で見たものの2は先日のテレビ放映を録画して期待満々で見た三作目。にして完結編。

うわあなるほどなあ、ちゃんと終わるべくして終わってる。なぜそうなるのか、そのほうがなぜいいのか、ドラゴンとドラゴンに乗る人達と世界との関わり。ラストシーンはもうそうなるよねえ。と他の案のつけようがない。他の映画を引き合いに出すのは褒められたことではないとわかってるとはいえSW新三部作の終わり方もこれくらい納得いくものだったらなあ。もとを作った人と、いくら好きだと言っても勝手に引き継いだ人の作るものでは差ができてしまうのは避けられないものなのかなあ。
もちろんそう言うとこばかりでなく数々の飛翔場面、活劇、大舞台のスペクタクルなどの見事さ。
見たこともない風景の鮮やかさ。バイキングの仲間たちのキャラの描き方、個性の立たせ方にいたっては一番良かったのでは。ちょっとしたセリフ、仕草がうまい。
2を見て、あれ?と思ったのが『アントマン&ワスプ』『アクアマン』(もう一作くらいなにかあったな)に共通する「何年も姿を消していた強い母」モチーフを先取りしてて、じゃあその先どうなるのかだったのだけど、答えは当たり前のように主人公の成長でした。
で、そうも近年(に限らないかもだけど)少年が成長する長編アニメの日本製のものあまり見てないような気が。自分が見てないだけかもなのですけど。劇場アニメ自体はすごくたくさん作られててほとんど追っかけられてないしね。

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