「錆びた館」
http://kakudou.moto-chika.com
の日替わり日記部分のみの分館
■
王晶導演『追龍』
2020/07/29 (Wed)
甄子丹ドニー・イェンと劉徳華アンディ・ラウって、ちゃんとした共演てなかったんだあ。意外。
今回麻薬王呉錫豪(ン・シェクホー)と悪徳警官雷洛て、ふたりとも悪い役。ポスターも悪そうですよねえ。
しかも60年代から70年代にかけての実話をもとにしてるので実在した人物、劉徳華は前に『リー・ロック伝』で演じたことあるんだそうで、未見だ。
香港に渡ってきてからのし上がっていく甄子丹がもうほんと『スカーフェイス』なかんじ。当時の流行りもあったんだろけど服装もにてるとこあるきがする。二人でのし上がっていく劉徳華との絡みも主軸だけど、それぞれの仲間との関係も良くて、『葉問イップ・マン』シリーズでもおなじみ鄭 則仕ケント・チェンがまた警察役でいいですよう。
当時なので九龍城砦も再現されててああーあの中はこんなだったのかあ、金田一少年の事件簿で場面参考探しきれなかったんだよなあなんて思い出したりも。
コメディで有名と思ってしまう監督の手腕は確かで、重いところもありつつかなり軽快なテンポですすみダレるとこなし。娯楽作の造り手としてはほんとうまいですよねえ。劇中「俺はゴッド・ギャンブラーって呼ばれてるんだ」なんて台詞も入れてきたりするし。
全くの私事ですが自分の弟が甄子丹に似てて、とはいえさすがに葉問じゃあ似てる感じ薄くなってきたかあと思ってたのに、今作の冒頭部若い頃の風貌が髪型までそっくりで笑うというかどんな気分で見たらいいもんだかとなってしまいました。
2020/07/09 (Thu)
もう10年も続いてたのか甄子丹ドニー・イェンの代表作シリーズ最新作にして完結編。
ガンを宣告された晩年に弟子のブルース・リーに招かれてサンフランシスコまで行くという、まあ史実にはない話なんですが。そんなことはどうでもいいの。
もちろんブルース・リーの格闘見せ場もあり、アメリカでの中華人社会問題もあり、老いた身ならではの戦い方も見せ。実際にはこの頃もう70半ばだもんねえ。その割に息子がわかかったりするのも、シリーズ一貫して描いてきた家族の映画でもあるので。
それにしても上映してる新宿武蔵野館の展示は力入ってる。このシリーズもこれで完結という終わり方。感無量。第一作の大ヒットのあと他にもいろいろ作られた葉問映画もしばらくはないだろなあ。
とはいえ邱禮潯ハーマン・ヤウ導演黄秋生アンソニー・ウォン主演の『葉問:終極一戰 イップ・マン最終章』も好きなんですけど。
久しぶりに買ったパンフレットにはそう言う他の葉問映画も書かれてて、まさに葉問電影大全。ちょっと高いけどそれだけの価値ありますよ。
で、そのパンフで実人生の年譜見てたら、大正の末まだ結婚前三十そこそこの頃に神戸に来てたことあるのね。そこ誰か映画にして。見たい。
ガンを宣告された晩年に弟子のブルース・リーに招かれてサンフランシスコまで行くという、まあ史実にはない話なんですが。そんなことはどうでもいいの。
もちろんブルース・リーの格闘見せ場もあり、アメリカでの中華人社会問題もあり、老いた身ならではの戦い方も見せ。実際にはこの頃もう70半ばだもんねえ。その割に息子がわかかったりするのも、シリーズ一貫して描いてきた家族の映画でもあるので。
それにしても上映してる新宿武蔵野館の展示は力入ってる。このシリーズもこれで完結という終わり方。感無量。第一作の大ヒットのあと他にもいろいろ作られた葉問映画もしばらくはないだろなあ。
とはいえ邱禮潯ハーマン・ヤウ導演黄秋生アンソニー・ウォン主演の『葉問:終極一戰 イップ・マン最終章』も好きなんですけど。
久しぶりに買ったパンフレットにはそう言う他の葉問映画も書かれてて、まさに葉問電影大全。ちょっと高いけどそれだけの価値ありますよ。
で、そのパンフで実人生の年譜見てたら、大正の末まだ結婚前三十そこそこの頃に神戸に来てたことあるのね。そこ誰か映画にして。見たい。
2020/06/17 (Wed)
前に映画見たのが3月半ばだからほんとに三ヶ月ぶりに映画館へ。
「新」とあるくらいで、前作がありそれは本人主演とのこと、まだいくつか未見作のままなうちの一本で、今作でもはやいうちにその名場面再現なとこもあるので、ちゃんと見とけばよかったなあ。
前は主人公の売れない役者が男性だったのが今度は女性、如夢ユーモン。演じる鄂靖文エ・ジンウェンも30まであまり役に恵まれてなかったという、そのままの役柄。ポスターでは左の方で頭に斧が刺さっったままの人。ちょっと木南晴夏なかんじ。
そのとなり白雪姫の格好してるのは王宝強ワン・バオチャンですよ『カンフー・ジャングル』で甄子丹ドニー・イェンと死闘繰り広げた。今回は忘れられかけてるかつての大スター。
予告で見ると如夢ユーモンちょっとバカみたいだけど、そんなことはなくいつまでも報われなくても諦めない普通の女性なんですよ。彼氏もいて、撮影所ではいつも助けてくれるエキストラ仲間も(見た目あまりイケてない)いて。それがさすがにもうだめ、となるとこまでいくのだけど、それまで経験したことや出会いが無駄じゃなかったとなるのが、映画の都合のいいところといえばそう見えるだろうけども、いいところ。大爆笑が続くわけでもないし大作でもないこじんまりとした映画ですがこういうもののほうが造り手の気持ちが素直に出てる気がします。
「新」とあるくらいで、前作がありそれは本人主演とのこと、まだいくつか未見作のままなうちの一本で、今作でもはやいうちにその名場面再現なとこもあるので、ちゃんと見とけばよかったなあ。
前は主人公の売れない役者が男性だったのが今度は女性、如夢ユーモン。演じる鄂靖文エ・ジンウェンも30まであまり役に恵まれてなかったという、そのままの役柄。ポスターでは左の方で頭に斧が刺さっったままの人。ちょっと木南晴夏なかんじ。
そのとなり白雪姫の格好してるのは王宝強ワン・バオチャンですよ『カンフー・ジャングル』で甄子丹ドニー・イェンと死闘繰り広げた。今回は忘れられかけてるかつての大スター。
予告で見ると如夢ユーモンちょっとバカみたいだけど、そんなことはなくいつまでも報われなくても諦めない普通の女性なんですよ。彼氏もいて、撮影所ではいつも助けてくれるエキストラ仲間も(見た目あまりイケてない)いて。それがさすがにもうだめ、となるとこまでいくのだけど、それまで経験したことや出会いが無駄じゃなかったとなるのが、映画の都合のいいところといえばそう見えるだろうけども、いいところ。大爆笑が続くわけでもないし大作でもないこじんまりとした映画ですがこういうもののほうが造り手の気持ちが素直に出てる気がします。
プロフィール
カテゴリー
最新記事
(04/09)
(04/08)
(04/07)
(04/06)
(04/05)
P R
忍者ブログ [PR]