「錆びた館」
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の日替わり日記部分のみの分館
2017/09/15 (Fri)
舞台が原作とか。侵略のために地球人の知識、その概念を収集する、中身が宇宙人の人々というのはいかにもそんな感じの設定かと。変にSFめいた小道具使わなくて言葉のやり取りとリアクションで進められるからね。結末の落とし所もまあそうかなという、舞台ならうまく成立しそうな気がするものが、映画だとちょっとなんか違和感が。
侵略者の外見は人間だけどどこか心がない様子を三人が好演、特に松田龍平はそうとしか見えない。このテンションの低さが黒沢映画とよく合いますね。
そう、黒沢映画らしさは十分に堪能できます、照明だけでどんなことができるかとか、一箇所でカメラが動き人が動くことでどんなに構図の変化が生まれるかとか、見世物としての映画のケレン、アクション映画のパロディとも思えるくらいの長回し活劇とか。ためらいない暴力って二兎がやると狂気的な恐怖だけど宇宙人ならあたりまえだし。
実は監督自身が人としての心に何かないものがあってあの結末をまるで信じてなんかないんじゃないかと言う気にもさせられるのです。それで何か感銘受ける人達は勝手に受けて、自分の興味はそこには本当はない、というような。どうすかね。
侵略者の外見は人間だけどどこか心がない様子を三人が好演、特に松田龍平はそうとしか見えない。このテンションの低さが黒沢映画とよく合いますね。
そう、黒沢映画らしさは十分に堪能できます、照明だけでどんなことができるかとか、一箇所でカメラが動き人が動くことでどんなに構図の変化が生まれるかとか、見世物としての映画のケレン、アクション映画のパロディとも思えるくらいの長回し活劇とか。ためらいない暴力って二兎がやると狂気的な恐怖だけど宇宙人ならあたりまえだし。
実は監督自身が人としての心に何かないものがあってあの結末をまるで信じてなんかないんじゃないかと言う気にもさせられるのです。それで何か感銘受ける人達は勝手に受けて、自分の興味はそこには本当はない、というような。どうすかね。
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2017/09/14 (Thu)
2とついててちゃんと脚本にも周星馳チャウ・シンチーの名もあり話としては続編なれど、玄奘三蔵も悟空も沙悟浄も猪八戒も別の役者さんらしい、でもさして気にはなりませんわね。回想に登場する三蔵の師匠と妖怪ハンターの舒淇スー・チーだけは続投友情出演。周星馳本人の導演の前作よりは脇道にそれないというかかなり王道な西遊記ですがあくまで比較の上で、ちゃんとかーなーりバカな場面多くアクションも豊富。周星馳『美人魚』からの林允がまたかわいい役で出てます。
でまあ縁あって吹替版声優舞台挨拶付きというので見たんですが今回の三蔵役は櫻井孝宏さんでまえから周星馳なら『食神』とか徐克なら『セブンソード』とかが好きで、といってて意外。そうだったのもっと早く言ってよ。ていうか客席の特に舞台挨拶目当てでそれ終わると映画見ずに出てった人たちには全くわからないレベルでは。
その他の吹き替え配役も安心して見られる見事なもので、特に比丘国国王役山口勝平さんが駄々っ子の国王というものすごいはまり役。本人に見えるくらい。
あ、前作に引き続き『Gmen75』のテーマ曲および活劇場面での『柔道一直線』の劇伴はフル活躍です。
2とついててちゃんと脚本にも周星馳チャウ・シンチーの名もあり話としては続編なれど、玄奘三蔵も悟空も沙悟浄も猪八戒も別の役者さんらしい、でもさして気にはなりませんわね。回想に登場する三蔵の師匠と妖怪ハンターの舒淇スー・チーだけは続投友情出演。周星馳本人の導演の前作よりは脇道にそれないというかかなり王道な西遊記ですがあくまで比較の上で、ちゃんとかーなーりバカな場面多くアクションも豊富。周星馳『美人魚』からの林允がまたかわいい役で出てます。
でまあ縁あって吹替版声優舞台挨拶付きというので見たんですが今回の三蔵役は櫻井孝宏さんでまえから周星馳なら『食神』とか徐克なら『セブンソード』とかが好きで、といってて意外。そうだったのもっと早く言ってよ。ていうか客席の特に舞台挨拶目当てでそれ終わると映画見ずに出てった人たちには全くわからないレベルでは。
その他の吹き替え配役も安心して見られる見事なもので、特に比丘国国王役山口勝平さんが駄々っ子の国王というものすごいはまり役。本人に見えるくらい。
あ、前作に引き続き『Gmen75』のテーマ曲および活劇場面での『柔道一直線』の劇伴はフル活躍です。
2017/09/07 (Thu)
原作ちゃんと読んでないしアニメもたまに見る程度ですがこの映画は気になってて、気がつけばもうそろそろ公開終わりそうなんで行ってきまして。ああいかにもこの監督らしい、そして結構原作らしいんではないでしょうか。豪華な配役のはずだけど最近人気の人を把握しきれてないので、あ、菅田将暉は仮面ライダーWの頃からすげーと思ってましたよ橋本環奈は何やってもかわいい。ほかいろいろ往年の新春スターかくし芸大会を思い出しながら見ておりましたが、あれですね、役者さんによってこういう映画(こまかいニュアンスは省く)にむいてる人とそうでない人がいるんだなあというのがちょっと発見かも。演技の良い悪いとかじゃないみたい。あとであれあの人とかも出てたんじゃなかったっけと思ったのは未見の『無限の住人』とごっちゃにしてたのか。あれはどこで見ようかなあ。『ジョジョ』とかも。
原作ちゃんと読んでないしアニメもたまに見る程度ですがこの映画は気になってて、気がつけばもうそろそろ公開終わりそうなんで行ってきまして。ああいかにもこの監督らしい、そして結構原作らしいんではないでしょうか。豪華な配役のはずだけど最近人気の人を把握しきれてないので、あ、菅田将暉は仮面ライダーWの頃からすげーと思ってましたよ橋本環奈は何やってもかわいい。ほかいろいろ往年の新春スターかくし芸大会を思い出しながら見ておりましたが、あれですね、役者さんによってこういう映画(こまかいニュアンスは省く)にむいてる人とそうでない人がいるんだなあというのがちょっと発見かも。演技の良い悪いとかじゃないみたい。あとであれあの人とかも出てたんじゃなかったっけと思ったのは未見の『無限の住人』とごっちゃにしてたのか。あれはどこで見ようかなあ。『ジョジョ』とかも。
2017/08/30 (Wed)
古代から続く外界から閉ざされた女性だけの島でただ一人育つ少女の場面の後で、はじめて侵入してきたのが第一次世界大戦のドイツから飛行機で逃亡してきた英国スパイ。海に溺れかけるところを助ける成長した少女という人魚姫的始まりから現代の大都市に来るとターザンのように純真さとのギャップ、そして流れ者、ならず者を集めてのドイツ軍への潜入決死作戦となるのだけど、神の島で育った女性が眼にしたのは初の大量破壊兵器が使用された戦場だった、というわけでその戦う気高さを充分に描きつつ戦争そのものの悲惨さ、単純な勝利などない苦さと言うものも双方ぬかりなく描かれ。
や、映画全体の品格として、あるいは今作られる意味としてそういうのがあって素晴らしいものになってるのはもちろんだけど、主人公が初出撃に赴くときの何のためにというその決意だけでわしゃ泣けたのであの場面だけでもここ10年のベスト3くらいには入ります。
で、いろいろあっていろんなものも飲み込んで今にいたるという『ジャスティス・リーグ』すごい楽しみ。
古代から続く外界から閉ざされた女性だけの島でただ一人育つ少女の場面の後で、はじめて侵入してきたのが第一次世界大戦のドイツから飛行機で逃亡してきた英国スパイ。海に溺れかけるところを助ける成長した少女という人魚姫的始まりから現代の大都市に来るとターザンのように純真さとのギャップ、そして流れ者、ならず者を集めてのドイツ軍への潜入決死作戦となるのだけど、神の島で育った女性が眼にしたのは初の大量破壊兵器が使用された戦場だった、というわけでその戦う気高さを充分に描きつつ戦争そのものの悲惨さ、単純な勝利などない苦さと言うものも双方ぬかりなく描かれ。
や、映画全体の品格として、あるいは今作られる意味としてそういうのがあって素晴らしいものになってるのはもちろんだけど、主人公が初出撃に赴くときの何のためにというその決意だけでわしゃ泣けたのであの場面だけでもここ10年のベスト3くらいには入ります。
で、いろいろあっていろんなものも飲み込んで今にいたるという『ジャスティス・リーグ』すごい楽しみ。
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