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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/11/23 (Sat)
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2017/11/17 (Fri)
シネマート新宿で10月末から短期間限定の特集上映『のむコレ』中に三本あった香港・中国映画のうち、『戦狼』は先に中国映画週間で見たので他二本を。


巨大高層ビル病院の警備主任、呉彦祖ダニエル・ウーが主人公。とはっきりするまでに時間かかる映画で、新開発の幹細胞をめぐる病院内の陰謀、5年前の開発者死亡火災事件、その暴露を狙うグループ、ガンが発症した妹を救おうとするトラック運転手などが入り乱れて主軸がどこにあるのかがうまく整理できないまま中盤へ。そこからは割と普通に見られる。二転三転とか先読みが出来ないのが香港映画のいいところなんだけど、ちょっと間違えると迷走状態になるんだなあと思わされました。原題でわかる巨大ビル火災は最後に付け足しにある程度で、しかもちょっとCGしょぼかったですよう。呉 彦祖ダニエル・ウーが悲惨な死に方しないでよかったけど。
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2017/11/15 (Wed)
この映画祭で見ること出来た最後の一本。
これまたほとんど普通の人間がでてこない中華古代ファンタジーで、ちょと謎めいたプロローグのあとは精霊や妖かしたちのいる森の主に天界の王子が婚約者だからと押しかけてきてのラブロマンス。
その王子が亡くなった先妻の子をつれてて、というところからいろんな謎が湧き上がり解かれという『レベッカ』もかくやというミステリにもなっていき、もちろん嫉妬因縁策謀渦巻く闇もあり大アクションも展開。結構込み入った筋立てて、元は小説でテレビドラマシリーズもあるとのこと。この映画だけ見てるとよくわからないじゃという声を実際のロビーでもネットでも見たけどそんなことはなかった。ちなみに主人公男女もいいけど、悪役の鬼族とか主人公助ける鳳凰の神仙とかの脇もいいですよ。

見逃したうちの数本気になる作品もあったので、いずれどこかで見らるといいなあ。
2017/11/15 (Wed)
この映画祭二本目のアンディ・ラウ映画、今度は泥棒の役。出所場面からスタート。しかもヨーロッパで、待ち構えてる刑事がジャン・レノ。かなーりスマートにまいて仲間のエリック・ツァンの元へ行き早速次の仕事、警備厳重な古城からの宝石奪取。かなりの腕の泥棒なのになぜ投獄されてたかの謎解きも含みつつ全編欧州ロケでアンディのルパン、ジャン・レノの銭形、スー・チーの不二子で送るルパン三世実写版ですよ。香港映画フォンなら『狼たちの絆』も思い出すはず。
2017/11/13 (Mon)

20世紀初頭列強と沈む行く清国の狭間の魔都上海で、黒社会のボスに見初められた娼館には入りたての女。がボスは暗殺され10年後流浪の果てに歌い手となって戻った女は世代交代した若いボスと……
舞台設定よくボスの胡軍フー・ジュンも貫禄たっぷり。いろいろあってこの女が黒社会のボスとなっていくという趣向もよし。ゴッドファーザーというより鬼龍院花子みたいな。の、はずがなんだか演出がダラダラしてあらもう勿体無い。
監督と主演女優さんが舞台挨拶に来られてました。

李夢リー・モンさん。まだすごく若い。あれ、クレジットで主演は余男ユー・ナンとなってた気が、と思ったら最初と10年後で違う女優さんだったのか。えらく変わるもんだと思ったら。なんだか疲れてるのかあまり機嫌良くない感じでしたけど。続編ありげなこと監督言ってたけどこの出来じゃあ、ちょっと残念かな。
2017/11/13 (Mon)
爆発物処理専門家みたいな原題で劉德華アンディ・ラウがその主人公で潜入捜査官でもあったり姜武チアン・ウーが爆発物を使う悪役でと言ってしまえばベタな設定がどの瞬間も気が抜けない、あるいは嫌な展開につながる予感しかないずっと緊張感の持続するものに。というのはやはりこの監督の手腕というしかありませんでしょう。個人的に崇拝する香港三大監督の一人。香港島と本土をつなぐ海底トンネル占拠という大ネタのケレンに人間の行動が負けないドラマ。あとはもう本編見てとしか。ちょっと前に、娯楽映画を面白くするための禁じ手にしたほうがいいものの一つとして爆発物処理で赤と黒のコードどちらを切るか、もあげられてたけど、そんなの作り手の腕と頭次第でいくらでも面白く再活用できるという見本でもありました。
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