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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/11/23 (Sat)
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2017/12/22 (Fri)
えーと実は前作はそれほど感銘受けなくて。ルーカス監督のep1~3は結構好きなんですよ、4,5には及ばなくても各作ごとにそれまでにないもの見せてくれるし。が、前作ep7は人物はともかく世界や景色やメカがそれまであったものばかりの再生産な気がして。
それでもそれくらいスタッフがみんなスターウォーズを好きなんだなあということだけはわかったから、まあいいか、とか。
それが今作ですよ。見たことないものがバンバン出てくる。前作であった過去からの呪縛をぶっちぎる。こっからは新しいことやるぜ!みたいな。で、次世代に引き継ぐぜ。と。
前作の際ルーカスが娘を奴隷商人に売られたみたいだ、と発言し後で流石に撤回してたけど気持はよく分かる、でもまあ過去作好きな人が作ってくれたんだからいいじゃんくらいに思ってましたが、そうだよねえ今作るならこれからの未来をつくる人たちが作ってくれなくちゃねえ。
荒削りな部分もないではないけど、そういうのもふくめて今作は良いんではないかと思うわけですよ、久々に再見しに行きたくなった映画。通常字幕版で見たんで(一応THXサウンド)吹き替え3D でも見てみたいかな。
にしても前作からの新キャラがあまり出しゃばらず旧作からのが思った以上にでてて、今作の新キャラはどれもいいとこもってって、その使い方見せ方がかな~り好み。次作大期待。でもうまくまとまんなくても今作だけでもオッケー。

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2017/11/30 (Thu)

コララインとかパラノーマンの監督の新作しかも日本風ファンタジー伝奇活劇とあって期待しない訳がない上に、予告で見た三味線と折り紙の使い方にびっくり。ここまで期待値上げて現物見るのが怖いくらいだったのが実物はそれを遥かに凌駕する物語でした。

貴種流離譚であり親子の物語であり身体欠損ヒーローでありいろんな暗喩も散りばめられてるので迂闊に書くとネタバレになるは避けたいところではありますが、前半いかにこの主人公が健気で人に愛されてるかの描写からそこまでの重荷負わせるかの展開、それも終盤で実に上手いことひっくり返す見事さ。で、その中間部がそれでも生意気だったりの子供らしさをちゃんと失わない。そこはフィクションとして作られたいい子でないところがまた効いてくる。
で、それでも驚くのはラストのたたみ方。ああいま物語を作るのはここまで行かねばいけないんだと。正直これから何かを作る側としては次にどうするか考えさせられてしんどいくらい。

もちろん、立体アニメとしての技術の高さ、演出の見事さはいうまでもなく。しかもその技術の因るところが日本への愛情というのもよく伝わってきてそこにも何か応えるべきだろうなあと。
ともかくも必見でおすすめですよ、と自分ごときが言うまでもなく公開直後よりも今のほうが客が入ってるらしいのはいかに口コミで評価が広まってるかということではないかと。現に今回見たのが夕方とはいえ平日だったのに、しかもシネコンの中では割りに広い箱だったのにほぼ満員だというのもその証左かと。

ところで主人公と行動をともにするのが猿とクワガタ、英語ではビートルと呼ばれててラストの主題歌も「ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス」三味線版なのはビートルズつながりでもあるのでしょうが、まさか猿はモンキーズからということは。ないこともないかもとか。

見たバルト9ではクボ、猿、クワガタ、闇の姉妹の人形が展示されておりましたがここにない月の帝が、中国古装なれどピーター・カッシングに見えて(声はレイフ・ファインズ)それもようございました。






2017/11/19 (Sun)

言わずもがなのスティーブン・キング原作の再映画化。
元映画は二夜連続TVスペシャルだったと思うけど違ったかも、ともかく子供時代編と大人時代編を交互に描く原作とは違い子供時代、大人時代と二本に分けてたから今回も子供時代編だけで何の問題もなく。
見た日に書いたTwitter
1
『IT』もやっと見た。原作映画ともに当時見たきりで、いかにデジモンアドベンチャーがこれを下敷きにしてたか再確認。(ほぼ)7人のそれぞれ問題抱えた子どもの(ほぼ)ひと夏の冒険、デジモン02最終回の(ほぼ)27年後一人は作家になってるなどいろいろ。続く
2
『IT』続き (ほぼ)ラスボスがピエロなのは偶然と思ってたけど、意外と必然だったかもね。
同じくキング原作『ダークタワー』も予告かかってて、デジアド02で引用してたあれですよ。実は読んでないんだけどね!
3
『IT』感想ちゃんと書いてないじゃん。ホラーとはいえ怖いといよりいろいろ切ないほうが胸に来る映画。あー、劇場の多分原作知らない若い人たちはすごく怖かったみたいですが。あの尺でそれぞれのキャラちゃんと描きあまり上品文学風に流れなかったのがキングらしくてグー。エグいとこ容赦ないし。

これでだいたい言いたいこと書いてますが、デジモンアドベンチャーがリスペクトしたのは人数とか年代とかの要素よりもいかに各キャラがそれぞれに心に闇を抱え乗り越えていくかという部分のつもり。元の90年版映画も今回もそこはよく出来てて、違うのは怖いピエロ・ペニーワイズが不気味不穏いるだけで圧倒されるティム・カーリーから現代的なシャープな造形になったこととそれにともなってホラー演出もちゃんとやりつつもあまり尺かけないで(何しろ7人分怖い場面用意しなくちゃだから)ショッカー的演出も取り込んで、どのみちスレからしホラー好きには怖いより楽しめる方だからどちらでもかまわない、子どもたちが怖がるんだということが伝わりさえすればなんだけど、終演後の客席の反応見ると上記のように若い観客はちゃんと怖がってたみたいでそれはそれでよかったんじゃないかなあ。それに7人の子どもたちの紅一点ベヴァリーは今回かなーりかわいいですよ。
で、何年後かわからないけどとにかく大人編が楽しみ。
2017/11/19 (Sun)
マーベルのシリーズでもなぜかこれだけ劇場では見逃してたソーのシリーズ、今回はハルクもドクター・ストレンジもでるてんで、ちゃんと見に行きました。

や、まあドクター・ストレンジの出番は短いですけど十分見せてくれるし、予告でロキが「サプラーイズ」と言ってたのが日本語だと平川大輔さんが何ていうんんだろうと言うのも楽しみで吹き替え版に。平川さんとは十数年ぶりにお仕事してるとこなんですよ最近。
メインストーリーは復讐の女神ヘラの復活でそれがまた強くて強くて、ソーの最強の武器ムジョルニアは握りつぶしちゃうしアスガルドは滅亡の危機に瀕するし最高神オーディンは引退消滅するしこれまでのアスガルドでの仲間が何人も倒されるしで結構シビアなのに、各場面で絶妙におかしいところが入り込んできてコメディとしても相当面白い。
新しい仲間バルキリーの登場の仕方、仲間への加わり方とか、始終裏切ってるロキと違ってやむなくヘラの軍門に下るスカージの心中とか、そんなこと関係なくバトルロイヤルを主催してるグランドマスター役ジェフ・ゴールドブラムのイカれ方とか楽しみどころいっぱいでよくもまあこんなのが一本の映画にまとまるなあと。
で、ジェフ・ゴールドブラムがでてるほかにカメオ出演でサム・ニール(とマット・デイモン)もでててそんなの早く教えてようと。何はともあれ次作も楽しみですね。

追記冒頭から流れる『移民の歌』クライマックスでも戦闘シーンにかかってそりゃもうかっこいいんですが、曲名だけでなくて歌詞までちゃんと内容に即してたのね。ここで使わなきゃいつ使うみたいな歌。え、いや最近では『タイガーマスクW』でお仕事もご一緒した真壁刀義さんの入場テーマとして(布袋寅泰バージョンだけど)耳にしてたのでどっかに真壁さんがでてる気もしてちょい混乱したもんですが。
2017/11/18 (Sat)
シネマート新宿での「のむコレ」香港映画二本目。


監督はテレビ演出が本業らしく映画ははじめてみたい。
女性潜入捜査官佘詩曼カーメイン・シェーのコミカルな場面から始まるのがいかにも王晶が制作に名を連ねてるらしくて、上司の呉鎮宇ン・ジャンユーとのやり取りもおかしくていいもののこれは前置き。
もともとTVシリーズで佘詩曼はその出演者らしい。そちらがコミカルなのかシリアスなのかわからないけど、この警察側が今回マークしてるのが黒社会でもかなり上位の古天樂ルイス・クー、張家輝ニック・チョンの仲良しコンビというところからだんだんシリアスになっていって、しかもその二人のうちどちらかが潜入捜査官らしい、いったいどちらが?という謎も含めて事態は二転三転。南米での麻薬取引も含めドンパチ活劇場面も多くポスターは古天樂、張家輝のダブル主演がメインだけど呉鎮宇も硬軟取り混ぜていい感じで出まくってますよ。最後はいい感じにすっきりしつつもどんより。そんなに名作というわけでもないかもしれないけどいかにも香港映画で好き。

余談ですが、鎮宇の名は『デジモンテイマーズ』のキャラクター名にもあり、制作当時は気が付かなかったのが後年香港映画見るようになって、はて由来は何だったのかと疑問に思っていたのがつい最近解けました。そのことはまた後日。
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