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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/11/23 (Sat)
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2018/10/16 (Tue)

監督とタイトルはその前作『湄公河行動オペレーション・メコン』に似てるけど、話は呉京ウー・ジンの『戦狼2 ウルフ・オブ・ウォー』に近い感じ。個人でなくて中国軍の部隊が外国にいる中国人を救い出す、という詰めればそれだけ。それがもう、のっけからすごいアクション全開でそこから今回のミッションもらって出動、絶対不利な状況で戦い抜くけどなんともリアルに状況はそんな甘くなく、バンバン死ぬわ飛ぶわ爆発するわ。それにしても中東の街の撮影どこでやったのかほんとに内覧で壊れかけてるとこにしか見えない。銃撃戦格闘戦狙撃戦カーアクション潜入脱出ヘリも戦車も大活躍。やっと終わった、と思ったらまだそれから。そこで三幕八場構成の三幕目はこれからというのにきちんと対応してるのに思い至りなるほど、としかしまあそこからだけでも並の映画一本分ありますよ。


『戦狼2』のときも書いたけど、建前だけでも外国にいる同胞の危機には必ず駆けつけるというのはいいなあと思いました。日本でそういう設定考えられないもの。
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2018/10/13 (Sat)
もう十年以上ぶりに映画のパンフレット買いました。

キャッチコピーや宣伝に「泣ける」という映画は好きでなく、そもそも泣きたいために映画に行きたいとは思わない。見たい映画が泣ける内容なのは構わない。今回は間違いなく泣けるだろなあと思いながら見ざるを得ない映画。二冊の絵本が原作。
「かつて日本のプロレス界の将来を託された男が怪我のため引退ギリギリ、悪役覆面レスラーとして生き延びる。小学生の主人公は父親がそのレスラー、ゴキブリマスクであることを知ってしまう」
この設定で、主演はかつて新日本プロレスのトップ、「百年に一人の逸材」エース、棚橋弘至。原作の絵本では若いチャンピオンのモデルだったレスラー。そのチャンピオン役には現在のトップ、オカダ・カズチカ。もうこれだけで泣けないはずがない。やばい。もう一回書くけど、泣きたいために映画に行きたいわけでなく、行かねばならない映画が間違いなく泣けるものだということ。始まって五分でもう泣きそうになりました。ラストの方はもうほんとやばかった。
映画としては、もっと(『レスラー』とまでは行かなくても)シリアスにも(『天国から来たチャンピオン』とまではいかなくても)もっとベタにも作れるだろうし、もっと泣けるかも。でもこういう作りでも今回はそれでいいという形。なにより各場面、その画作りが実に映画らしくていいのでした。
内容というか話にはもうこれ以上触れませんが、仲里依紗のプ女子な雑誌記者もいいし、ゴキブリマスクの妻・木村佳乃、子・寺田心がうまくていいのはもちろん、棚橋とオカダも好演。何しろプロレス場面はほんとですから。ほか新日のレスラーがたくさん出演。なかでも『タイガーマスクW』で本人役の声もし、大河ドラマにも出演した真壁刀義さんは実にはまり役。が。ゴキブリマスクの相棒ギンバエマスク役の田口隆祐がもうほんと無駄に上手い。台詞回しだけでなく、セリフがないところの表情が自然で作り過ぎでなくて、しかもちゃんといろんなことが伝わると言う。この人の芝居もっとみたい。や、プロレスも見たいですが。
2018/10/04 (Thu)


『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』になんでアントマンが参加してなかったのかという説明と、続編に大きな関わりをするという前振り、『アントマン』で残してあった問題の解決、相棒となったワスプの活躍、大きな敵はアベンジャーズの方でやるのでそうでないアントマンならではの敵の設定、主人公本人の家庭のこと、会社の仲間、裏社会の敵、と色んな要素詰め込みながら基本の主人公の能力は大きくなったり小さくなったり蟻とコミュニケートしたりだけで、しかしそれから導き出されるいろんなアクション見せ場の数々。たるい間がない。よく考えれば割とシンプルなストーリーなはずなのに、要素の出し入れとかタイミングが極めて上手く処理されてます。そんなこと何も考えなくても隅から隅まで楽しめるようになってるし。ひょい、っとでてくるローレンス・フィッシュバーンが微妙な立ち位置の役を説得力持って演じてくるし。脚本・構成、演出面で感心するところばかりの本作で、とくにこれはいいやと思ったのが量子以下のサイズまで小さくなっていくとこのビジュアルデザインで、あれは楽しそうだなあ。
2018/09/15 (Sat)
そろそろ公開終わりそうでやべーなと見てきました。

誰でも言ってるように話どーでもいいアクションてんこ盛りの連続。
とりあえずアクション撮影して脚本やつながりはあとからというのもホントだろなあと思わせられるくらい。途中、主人公たちの目的は何だったのかほんとに忘れてましたしかも一回でない。
アクションそのものというよりそれをいつまでも続けられるというかしつこいというか、そろそろこのシチュエーションなら決着つくよなというタイミングからまだ三回転くらいしていくわけで、よくもまあこんなに続けられるものとそこに感心するばかり。
むかし、東映動画で月岡貞夫さんたちがギャグを考えたり続けようとしたけど、とてもテックス・アヴェリーのように続けることはできなかった、あれは肉食系の人でないと無理。という話思い出しました。ギャグとアクションは似てるのですね。成龍ジャッキー・チェン見ればわかるか。
と、そこまではいいのだけど、見たのが吹き替え版。トム・クルーズ森川さんはじめレギュラーの人たちがとてもうまいだけに、ゲスト声の出演の二人があまりに駄目に聞こえて。それぞれ顔出しで出てるときは嫌いでないどころか割と好きな方だと思うのに、こういうのきっかけに嫌いになることもあるんじゃないかなあ。
2018/09/07 (Fri)
上野オークラ劇場で佐々木監督の最新作『情欲怪談 呪いの赤襦袢』見たときに、去年もピンク映画撮られてたのに見逃していたことに気が付き、さらにそれが今回のこのテアトル新宿の特集で上映されることも監督直々のリプライでわかり、かてて加えてトークイベントまであり、その日はたまたま仕事の都合がよく、なおかつその日はテアトル新宿サービスデイ、とここまで条件が重なって行かない理由はほとんど無きに等しく、しかも遅れ気味だった締切をなんとか切り抜けたあとで、そしてこここがまた重要なんですがただのピンクと言うだけでなく邪神系ホラー映画でもあるというではないですか。このタイトルからはとてもわかりませんでしたが。


見ました。
女性主人公の部屋に転がり込んでた彼氏の挙動がおかしいというところからもう不穏なはじまり方。その姉まで来て更に変なことになり主人公の友人カップルまで巻き込んでねじれた人間関係がやばい方向にどんどん進んでいくという、『銀の仮面』型家庭乗っ取りものから『ローズマリーの赤ちゃん』『ムカデ人間』まで取り込み、最後はああなんということでしょう、先日のトークゲスト高橋洋さんの監督作『霊的ボリシェビキ』に一番近いのはこの映画なのかもしれない。
予算もスケジュールも限られ登場人物も撮影場所もおそらくは日数も少ない中でよくもまあこれだけ打ち込めたものだと。ピンク映画なので当然上映時間の半分くらいは濡れ場なのに。

トークゲストは三留まゆみさんと、『呪いの赤襦袢』のときにも来られた出演者の一人しじみさん。『呪いの』は最初この『絶倫』の続編として企画されたとか面白い話がいろいろ。
しじみさん、先日の幽霊メイクのときに比べるとまるで普通におしゃれな服装、と思ったのですが


劇中で臭いアイテムとして使用される100均のおばさん膝丈ストッキングなるものを着用されてきてたのでした。こんなものを探し出して活用する佐々木監督恐るべし。
それにしてもしじみさん、全裸も変顔もコメディもこなすというある意味三輪ひとみを継いで彼女ができなかったことまで補完する貴重な女優さんとなっているのではないでしょうか。

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