先日みっしりした本が送られてきました。

日本近世怪異文化史。
著者は気鋭の歴史学、近世日本史の研究者さん。
10年くらい前からあちこちの妖怪イベントなどで会ってはいて、怪異系の研究結果を読んだり聞いたりしていました。待望の単著、なのかな。お送りいただきありがとうございます。
まえがきのあとはいきなり林羅山からはじまりますよ、しっかり手強そう。前から色んな所で怪異と国家との関わりは多少読んでましたが、まとめて知ることができます。後半にはカッパ、ウブメなどの項目も。ゆっくり楽しませていただきます。

大泉学園の東映アニメーションスタジオには大抵池袋乗り換えで、とはいえ午後からがほとんど。
たまに午前中、11時前に池袋を通過すると、あれまだ西武百貨店はシャッターが開いてない。
よく見ると張り紙が。

コロナで時短営業だそうで。そりゃあまあしょうがないかなあ、昨今の動きからすると。それでも11〜7時は営業してるので普通には困らないのでは。とはいえ、いつまで続くのかもわからないし、記憶にある限り池袋西武がこんなことになるのは初めてで、東武や他のデパートもそうなのかなあ、早く収まりますように。

数日前に、板橋の印刷会社が余分な紙をためてたらすごい量になったので無料配布してますというツイートが。へえ、と見たらコーシン印刷ではありませんか。町の小さな印刷所、というだけでなく同人誌界では老舗ですよ。かつて知り合いがそこで本作ったことも多かったはず。デジタル入稿なんてまだ夢ですらない頃、夏や冬のある時期になると近くの24時間ファミレスで深夜に必死に原稿仕上げてる人たちがいたものです。
で、うちから歩いていけるとこなんで、行ってみました。

大体の場所は知ってたけどこんなとこだったのかあ。道が真っ直ぐでなくて迷いやすいあたり。あまり店もないんですよ。そこへ向かう人も数人、どうやら配布目当てっぽい感じが。
が、そのビルの入口に

張り紙した椅子が。本日の配布は終了しましたと。
そりゃあ話題になってすぐの土曜ですもんねえ。

手書きだった張り紙が、目の前でちょうど印刷したものに替えられるところでした。

今後の予定はウェブサイトを見てくださいと。
後で見てみると、朝九時から整理券配布と言うシステムになったようです。予想以上の人が来たんでしょうねえ。
遠いとこからの人は大変ですが、うちは近いのでそのうちまた様子見に行ってみようかと。
何しろ余ってる紙は10トンあるというし。

二週間くらい前だったかなあ、昼過ぎの打ち合わせにぎりぎりの時間にスタジオに向かってたんですよ。そしたら門の前で年配の方が数人、嬉しそうにスマホで自分たち入れて写真撮ってらっしゃる。
大通りに面したミュージアムのほうならともかく、なんでこの通用門側で？

と思いながら脇を通って関係者口に向かう途中、その方たちのひとりが杉井ギサブローさんだと思いだし。
え、と振り返るところで、気がつけば見送りに来たのかお迎えに来たのか、ベテラン社員の人がいたので、杉井ギサブローさんですよね、と尋ねたら、そうですよ、それに杉山卓さんと鳥丸軍雪さんです、と。ああ！確かに言われてみれば一人はすごくおしゃれなコートを着てらっしゃる。
国際的なファッションデザイナーである鳥丸さんがかつて東映動画のアニメーターだったというのはどこかで読んだことあったんですが、今でも杉井さんたちとつながりがあるとは思わなかったなあ。あまりのことにサイン貰おうかなどと思いはしたものの、打ち合わせの時間が迫ってること思い出し、館内へむかったのでありました。

大泉学園の東映アニメーションに行くときは池袋経由ですが帰るときはバスで東武東上線の成増へ。夕飯もそこで済ませる機会も多く、とはいえそれはチョッと遅めの時間ということになるのでわりとチェーン店に行きがちなのですが、そういうなかでかなり前からやっててずっとお世話になってたのが駅前広場すぐのビルの二階の洋食屋さんチャイム。先日もそこで何食べようかとバス降りたら。

明かりがついてないではないですか。定休日じゃないはずなのに、と階段を見ると。

え〜〜〜！閉店！なんと！
そういえば年明けてから行ってなかったかなあ、でも昨年末にはそんなこと気配もなかったのに。
同じ階の中華屋さんも去年閉店してはいたけど。

もう１０年くらい前の画像だけど店内こんなふう。このときはメニューの中でもチョッと高めの洋食弁当。これで１０００円だったかな。サーロインステーキにメンチカツ、ミニコーヒーまで付いて７５０円とかのとても優しい値段のものばかりでした。３９年間もやってたんですねえ。ありがとうございました。