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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2020/02/08 (Sat)
いつもの板橋のカフェ百日紅での朗読劇でも楽しませていただいた紅日毬子さん主演の舞台。

ある晩帰宅途中、道端に一抱え以上もある巨大な赤いものが見えて、なにかと思えば赤いバラに歯が生えてるようなもの。こんなものが存在するのは、あの劇団のために違いない。よく見ればすぐそばに停められてるのはおそらく搬入用の軽トラックで、その前で一服してるのはたしかにあの劇団の人。後で聞くと、そこがまさに劇団の事務所とのこと、まさか自分の通り道にあったとは。
その巨大花がどう使われるのかも楽しみで行きました。

その花は冒頭から登場してきました。
エログロナンセンスアンダーグラウンドキッチュ歌に踊りにお芝居にとごちゃまぜにしたのが持ち味のこの劇団でアリスが題材なのですからそれは楽しくないはずがない。それぞれの場面、人物が魅力的すぎて全体の本筋が何なのかわからなくなって気もしましたがどうということはないですねえ。



『ファントム・オブ・パラダイス』のビーフの歌を思わせる楽曲があったり、『遊星からの物体X』さながらの血液検査場面があったりも楽しい。
ところで紅日毬子さんの役はアリスではなく、アリス・リデルにも似たレイシーなのですが、どうもいつもより怖い気がすると思ったら、『顔のない眼』にも似てた気もします。

また次の公演も楽しみ。
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2020/01/14 (Tue)

いつもの板橋の喫茶店カフェ百日紅(ひゃくじつこう)現在は女給目玉堂さんの個展が開催中で、期間中三回の土曜日は朗読が二回終日ライブが一回開催。その最初の朗読会に行ってきました。

劇団廻天百眼の紅日毬子さんが読み演じるのは時代小説作家芦川淳一さん作『百日紅奇譚』三部作と、如月悠帆さん作『不壊の鳥』。朗読の間は最終土曜にライブのメリーさんが音楽を。

芦川さんのは事実をもとにしたようなそうでないような連作、店の常連さんをモデルにしたような人達も出たりしますが、乱歩のような異色作家短編集のような怪奇幻想味の深いもの。芦川さんからこんな物語が紡ぎ出されるとは予想外で、普段のお仕事でもその系統はあまりかかれないものかと思うのですが、その出来栄えはさすがプロ。如月さんのは酔いどれのひとり語りのような詩のような、その如月さんから夢幻魔実也のようなと称されたスーツ姿の紅日毬子さん、幾役も演じられる巧みさはもちろん一人でもそこがまるで廻天百眼の舞台上であるかのように空間を作られていくのでした。

期間限定のスイーツはさかしまケーキ。これも美味しゅうございました。
次の土曜には昨年やはりこのカフェ百日紅で紅日毬子さんと二人で朗読劇をされた川合瑞恵さんによる朗読、芦川さんはまた別の作品を書かれたとのことですが、その日は別件あって鑑賞できません、残念。
2019/11/28 (Thu)
5月に『聖ミカエラ学園漂流記』で初めて行った月蝕歌劇団の公演、今度は阿佐ヶ谷。

廻天百眼の紅日毬子さんが重要な役で出演で、前回は演出助手で日替わりの出演もした森永理科さん(『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』で声優として出演されてた)が演出とあっては行かねばならんでしょう。
歌劇団女優陣による新選組、主に男優によるナチス、女優陣による少年合唱団、男優による帝国日本軍、鞍馬天狗も出ればロマもユダヤ人も中国人も。歴史に埋没し弾圧される側の抵抗が強く込められての話だけど、まあ見てる間は何がどこに行くのか客としては翻弄されるばかり。一つ一つの場面が強い。どのキャラも濃い。日本を覆う長州の呪いは、今でもまだ健在なのでとても20年前の戯曲と思えない。

それにしても『聖ミカエラ学園』のときも思ったけど、なんでこの劇団をもっと早く観に行ってなかったのかなあ自分。永野希さんて永野のりこさんの娘さんなのかあ、劇団の人たちもちょッと覚えてきました。と言っても今回特に何役もしてる人が多いので記憶が整理しきれないですけど。また次回公演も行かなきゃ。
2019/11/09 (Sat)
北九州市に帰省中です。

5月に北九州市尾倉中学の同窓会でひさーしぶりに再会した人が東京で演劇も時々やってて、公演にも来てねと言われてたのがこれ。何という偶然か、帰省する前日が初日というのでそれもなにかの縁でもあるしと行ってきました。
もう70回も公演してる長い劇団らしいですよ。

タイトルはダブルミーニング、まだ公演中なのでこれ以上はあまりかけないのですが、その同窓生の出番がかなり後半、そこのところで途端に劇のテンションが変わり。ちょっと、お!と思わされました。自分ならここからホラーな展開がと余計な想像してたのですが、ハートウォーミングコメディが売り物の劇団とのことでそうはならず、感動の幕締め。割と最近演劇見る機会がふえたと思って、この劇場も別のお芝居を見た覚えあるのですが、今回は客層もガラリと違いちょっと年齢高め。割り合い普通の人たちが普通に楽しみに来る演劇という感じで、意外にあまり見てないジャンルでしたねえ。また次の公演も都合あえば。
2019/11/05 (Tue)
茶風林さんによる新耳袋の朗読劇『怪かし会』は一昨年第十回を持って完結したので、今回は趣向も新たに昔話をもとにした戯曲の上演。

何より偽り、嘘を禁ずる村の片隅に住む善治とその老母、清。雪中に倒れていた女、たづ。村の男嘉六。緒方美穂さんによるなんともいえない歌で始まるこの舞台、もとは『鶴の恩返し』しかし綺麗事でなくなまなましい人の欲がうずまいていて。
と、最近読んだ本で言えば『闇窓』『人食い観音』の篠たまきさんの世界に近いものが。
ほとんどの舞台はその善治の家の中。お寺の暗い本堂で行われる劇は観客を雪に閉ざされた村外れの古い家の中に引っ張っていって、もちろん誰も救われない事態に進行していくのであります。

主演、演出、主催の茶風林さんや清ばあの真山亜子さんとはお仕事したことありますが、『怪かし会』でずっと出演されてた伊東美紀さん、今回ダブルキャストの恒松あゆみさん、演出助手も務める鶴岡聡さんとはずっと聞くばかりだったのに、今年はプリキュアや鬼太郎でお仕事することもできました。そうしてから聞く朗読はまた味わい深いものが。それにしても皆さんすごい迫力。『怪かし会』とちがい一つの長い劇を、人数絞っての上演で、演じる人達の力がまた更に遺憾なく発揮されていたのでした。

そ言う言う緊迫した劇の中間に、お楽しみタイム。これも『怪かし会』と同じ流れ。
特製おつまみ弁当と、新潟の酒蔵からの日本酒。いつもは枡がつくところ今回はワイングラス。
なんと、ワイン酵母で作られた日本酒なのです。
これが美味い!うっかり飲みすぎないようにするのが大変。

おつまみもどれも美味しゅうございました。
普通に考えると緊張感が切れてしまうのではというところですが、続けて聞くと客の方も疲れ切ってしまうのでこれはちょうどいいのだなあと。
今回の演目は茶風林さんが三十年前に見て衝撃を受け、やっと今になって自分で上演できるようになったものとのこと。それに匹敵する戯曲探すのは大変だろうけど、これはまた続けてほしいですね。
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