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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2019/10/29 (Tue)
予告の時点でこれは傑作と思ったんですよ。
演技、照明、撮影、音楽が完璧。
どのカットも奥深い。

実際に見てみると、主演だけでなくデ・ニーロなどの使い方もいい。
見てる間、途中まではこれは評価分れるだろうな。この主人公に感情移入する人とそうでない人。こいつは自分だと思う人と、自分と同じようだけど自分は違うと反発する人。どう評価するかで、その人が問われることになるのかな。
なんて考えてたのに、見終わってみれば映画の作りそのものがジョーカー的、なにが本当か嘘かわかりにくいお話構造のもの。どこからが、と考えるとどこまでも遡れて、どうもあの転機になる事件の発生が早すぎる気がしたんだよなあとか、後半の思わぬエスカレートがそれ自体はおもしろかったけど、とか。全体に良く出来てる、と思うのですが。それがかえって、ホアキン・フェニックスの演技、存在感を損なったような気がして。それくらい演技、というより動きが素晴らしかったですよ。よく好評を目にする妙なダンスだけでなく、歩き方、走り方、立ち上がり方、よろけ方。止まってるときの姿勢。話(繰り返し書くけどその出来が悪いわけではない)はともかく、その動きだけをずーっと見られる映像に編集して流しっぱなしにしておきたいくらい。
にしても、上映前に賑やかだった客席が、本編終わってエンディングクレジットになるとどんよりしてて、普段より早く席を立つ人が多かった気が。この場にいるのがいたたまれない、早く逃げたい、と言う感じでした。映画として狙った効果がすごく出てたということなんじゃないかなあ。
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