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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2020/03/23 (Mon)
韓国で怪獣映画といえばいまをときめくアカデミー賞『パラサイト』のポン・ジュノ監督『グエムル-漢江の怪物』がありまして、あれから14年かあ。今作の舞台は16世紀李氏朝鮮。グエムルとムルゲ、ってだけでもにてるなあと思ったら、怪物、物怪の韓国語読みなんですねえ。今作では冒頭に公文書に記されるところから始まり当時のことなので漢字表記でやっとわかった。

その王はいい人なのだけどその座を狙う悪臣がいて、疫病を利用して民を虐殺したり。
そのあまりの非道に残った子供を助けた軍団長は隊を離れ一の部下ととともに山にこもり十数年。
恐ろしい怪物が出るという噂が。

王権を狙う悪臣の陰謀、その私兵軍団の長と元軍団長の武人との確執、その武人に育てられ成長した娘と王の宣伝官との恋、虐げられる民衆、官民合同の山狩り、炸裂する謀略、勃発する活劇。
いろんなもの詰め込んで、しかし詰め込み過ぎな感じはしないよう的確スムーズに場面進行していき。本当に怪物はいるのかただの陰謀に虚構なのか、と待ちに待ったところでちゃんと登場。グエムルとだいたい同じくらいの大きさかなあ、身長10メートルが大暴れ。謎の怪物というのでなくちゃんと由来も示され、舞台も山だけでなく首都漢陽へ。重要な要素の一つが疫病というのがあまりにご時世に合い過ぎですが、陰謀劇も人物ドラマも初々しい恋愛もいろんな手を使った活劇もいうことなし。バランスとり過ぎなんでないのというくらい。
時代劇ということもあり途中からああこれはこういうふうなのを見たかったんだ、と思いだしたのが宮部みゆき原作『荒神』。あれもこれくらいのレベルでできてればよかったのに。なにがいかんかったのかなあ。

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