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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2020/03/12 (Thu)

歌舞伎町の中華屋でバイトする新人ボクサーが脳腫瘍で余命僅かを宣告されたとき、追われることになった親に売られた少女に出会う。
と、割にベタな設定。二人が出会うまでをもうちょっと早くしてもいいんじゃないかなあ、あとで加速するのはわかってるとはいえ。なんて思ってたのは間違いでありました。
ボクサーと少女、敵対するヤクザ、出所してきた武闘派幹部、恨みを晴らそうとする中国黒社会、ヤクザの組内の陰謀、悪徳刑事、といろんなひとが入り乱れてからの後半のもつれ具合は予想以上。
主演の窪田正孝はいいし、シャブ漬け売春屋のベッキーのイカレ具合が評判で、いかにも悪徳刑事の大森南朋、かっこよすぎる組幹部の内野聖陽はタイプキャストとはいえこれほどはまり役なこともかえって珍しいのでは。
妙なところをねじ込んでくるのは追われる少女モニカのトラウマ父の幻影。ここだけガチなホラー演出。こんな活劇の中にうまくはめてくるなあ。
他の出演者も中国黒社会の人たちもいちいちキャラが立ちまくり。
出演者で特に良かったのは頭脳派のヤクザでひとり美味いことしようとしてどんどんまずい方に転がっていく染谷将太。こういう使い方あったんだなあ、怪演と言っていいのでは。どっかで本郷奏多と共演してくれないかな。
そこまでも個別の暴力場面が上手いのだけど一同が集まってからがまた大変な活劇でお腹いっぱい。
そしてちょと長いかな、と思った冒頭部はラストに大きく影響してくるのでした。この手の話の終わり方はかなり難しくて、今作も普通ならここで終わってもというのが三箇所くらい過ぎてからのエンディング。お見事でした。


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