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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2018/02/16 (Fri)
呉宇森ジョン・ウーが往年の高倉健主演作『君よ憤怒の河を渉れ』をリメイクしかもほぼ日本ロケでと聞いてときめかないわけがない。

元映画で高倉健だった役を最近大活躍の張涵予チャン・ハンユー、追う刑事原田芳雄の役を福山雅治とそれだけでもけっこういけてるところに大ボス國村駿でその息子が池内博之という強力悪役。
映画冒頭は日本の何処かの漁村にド演歌が流れる中、小料理屋にふらりと入る張涵予で、女将との束の間の交流から激しい銃撃戦までものの数分もかからず。ここからもう疾風怒濤ですよ。あまり間を開けずに福山警部補の登場シーンも面白い。ええとまあ突っ込もうと思えばいくらでも突っ込めるのが勢いとエモーションで乗り切るというかその載せ方見せ方かっこよさが抜群でもう細かいことはどうでもいいよねという気にさせてくれます。これが七十一歳の監督の作か。高校の後輩の柴尾英令くんが望月三起也と書いててなるほどたしかにそれ。見せ方やポーズがそのまんま。望月三起也原作ものをこういう実写で見たかったなあ。今からでも遅くないけど。
 常々韓国製のホラーは怖いという気がしてて、韓国アクションやサスペンスもすごいんだけど、あれはほら、テンション高いでしょ。登場人物も沸点低い場面が目立つし。それがホラーになるとわりと静謐な場面が多く独特の昏さの中の情念みたいのが出てくるわけですが、現代物特に都市部を舞台にすると風景そのものは日本とあまり変わらない。看板の文字が違うとかの細かいところの差が微妙な異世界感をだしてて、こちらの日常のすぐ隣の場所という気がして怖いわけです。
香港映画では普段それほど近い場所という感じがしてなくて、それがこの映画では一応見慣れてるはずの日本の風景が看板とかはそのままに微妙な異世界となっていて、『ブラック・レイン』もそうだったとはいえあそこまで外国から見た日本というわけでもなく知ってるのに違う世界に見える、何だろなあどこにその原因があるのかなあ。(ひとつには音声編集の段階で微妙に日本語が口とずれて見えることにも寄るのではと思うのですが)ともかくそのおかげで細かいことはどうでもよく準異世界ファンタジー活劇として楽しむことが出来たのでありました。

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