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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2019/09/05 (Thu)
昨年末、広島で開催の怖い映画祭りでご一緒した佐々木監督。そのとき上映した短編もきっちり作ってあって良かったのだけど、予告(というか冒頭部)のみ上映した今作がすごく気になってました。劇場で見られるとは。

ヤク、売春、暴力がうずまく、といってもそれほど誇張されたかんじなくて、今まさに社会の裏側にあるんだこういうところが、と思わされる、それはそれぞれの役者さんがすごくそれっぽく見えてるからで、ま~そいつらがいいところもあるんだろうけどとんでもないクズも多数。
や、ホラー秘宝なんだからそう言う社会暗部映画じゃないの。ちゃんとゴア描写もクリーチャーも幻夢も異能事態もでてくるの。

時系列も現実も夢もぐちゃぐちゃにかき回して進むので予測不能この物語はどこへ向かうのか、『マルホランド・ドライブ』『デモンズ95』目指したというのはなるほど。そしてなんと群像劇で。それぞれのキャラが立ちまくり。
クリアな画面にアイディアいっぱいの場面ばかり、肉切るとかの細かいリアリティがまたいいし。
200万円で取られた自主映画といえど画面のクオリティはそんなことは感じさせず、綺麗事も黒社会の戯画化も排除した(かのように見せる)作品世界とクズだったり傷だったりする登場人物たちは、ある種の人にとても刺さるんじゃないかなあ。12人の主なキャラの誰かを好きになってほしいという監督の願いは叶えられるはずと思いますよ。自分でもそう思って作ってたのあったの思い出した。

上映後にトークのある回で見まして。主演の女優さんはちょうどこの数日前に引退されたというのは残念。観客からの質問、といいながら質問者を司会のキングレコード山口Pが指名するという変なトークでしたが『呪怨』清水崇監督や『クソすばらしいこの世界』朝倉加葉子監督が客席にいてというのも面白かった。しまいにゃこちらまで指名されましたけど。
ホラー秘宝の上映は本日まで。ギリギリですが、見られる人は是非この傑作をこの機会に。

それにしても佐々木監督まだ30歳かあ。先が楽しみ。

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