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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/03/29 (Fri)
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2022/07/20 (Wed)
あまり予備知識なく見に行ったんですが

原作はスティーブン・キングの息子ジョー・ヒルで脚本監督は『ドクター・ストレンジ』のスコット・デリクソンとくれば何だあよく出来てるのも当然かと。
まだ携帯電話もない70年代末のコロラド州が舞台。『ソウ』シリーズみたいなエグミな感じじゃないといいなあと見始めたら主人公の少年たちの描き方が良くて、そのちょっとあとの時代を舞台にした『サマーオブ84』とは結構な違いが。同様に少年たちを描いてもあれはなぜこの4人が仲がいいのかがきちんと描いてなかったんですよ確か。ラストに嫌な思いを味合わせるための道具立てでしかなかった記憶。そっちは殺人鬼が出るだけで超自然なことは起きないのですが今作はちゃんとそう言う存在も出るし、出し方も絶妙。ちょっと『デビルズ・バックボーン』思い出したり。途中結構容赦ないことも起きてますがラストというか終わりごろは『真事故物件』に近い感じ抱いたり。
と、いろんな映画を思い出したりもしましたがもとが短編とはいえ小説で、色々脚色を施しても映画オリジナルのお話とは作りがどこか違うような気がするんですよね。どっちがいいとかではなく。なんだろなあ、どこが違うんだろなあ。みたいなことはこのあと数本のホラーを見て考えていったのでした。


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2022/07/01 (Fri)
もう公開は終わってるようですが大規模(に見える)中国のデザスター超大作。

中国西南部に高速鉄道通すため山に十年かけてトンネル工事、もうすぐ完成というところでもともとカルスト台地で地盤が危うかったところで地殻変動も起きて湧水、陥没、地割れとあらゆる災害が起きてトンネルのみならず山間の街も大変なことに。しかもこのまま行けば大規模山崩れでその街そのものが消滅してしまう。どうする!
いやもうそんな山にトンネル通したのが良くなかったんでないの、というのはさておき。
ほぼ冒頭から次々襲いかかる苦難の連続を、またどれもすごい撮影で見せていって、見せ場だけが連続してるんじゃないかくらい。これもう日本沈没くらいの感じでないの。色々突っ込みどころあるにはあるけどデザスター映画としては結構なものでありました。
ところで上映館のシネマート新宿、今一番人気は『ナイトオブザリビングデッド 4Kリマスター版』で、館内の飾り付けもこんなことに。

すごいなあ。これで動員もいいみたいだし、好きな人多いんだなあ。

2022/06/22 (Wed)
先日見た『クリーチャーデザイナーズ』が大変面白かったなあ、板橋では終わったけど新宿ではまだやってるのかあと他の上映見たらちょっと気になる映画あったので見てみることに。


ほとんど予備知識もなくいったので、直前になって167分もあるのか、と驚いたわけですが中身はもっと驚きに満ちてました。もともと書籍もあり15回に渡る長編ドキュメンタリーがあり、その番組のあとの10年に次の新しい映画が何をしてきたかを伝えてくれるというもので。

『アナ雪』雪の城作りと『ジョーカー』階段ダンスを「解放」のキーワードで並べてみせる冒頭からそうきたか、で。と次が気になる作り。そこから先がもう出るわ出るわ映画、映像の表現からの連想しりとり数珠つなぎ薀蓄まくり。「なにが」「どのような問題を」「いかにあつかい」「どうやって撮影し」「どんなふうに提示するか」「その見せ方はどこからきたか」などの切り口でメジャーもインディーズも欧米もインドもアジアもそれはも色んな所からの引用。短いものまで含めると111本の映画から。あまりの情報量にくらくらしますよ。題名すら知らない映画も多く、しってるタイトルたとえば『アンダー・ザ・スキン』でもここをこう切り取ってみせるか、ちょっと変わった侵略ホラーとは違う映画に思えてきます。

あまりのことに珍しくパンフレット買いました。ともかく扱われた映画のリストだけでもないと大変です。少しはこのリスト埋めてから再見したいなあ。

2022/06/10 (Fri)
この監督さん、これまでも2ちゃんねる発祥の映像化を何度も手がけられてる方とかで、この都市伝説化までした有名話しをどうするのかと見てみるとまあそこはなるほど。

かつてきさらぎ駅のある異世界に行って帰ってきた体験者。
その話を聞きに来た大学で民俗学専攻の学生。
その体験の映像が前半。
そもそももとの話が長編にするほどのボリュームはないはずなので、そこはなるほど。
さてそれからどうするか。
ここは工夫があったのですが、それはそれで根本的な設定に疑問が生じてきてしまって。
ラストまで見ると少しは晴れるんですが全部じゃない気がするなあ。
と、終わり方がホラーとしては型になってるけど今作るんだったら力を合わせて打破するでも良かったんじゃないかなあとか。好みの方向が違うだけかなあ。

よくできた地方ロケ含め異世界感自体はよくできてたように思います。


2022/06/09 (Thu)
第二次大戦中、機密文書載せたアメリカ軍機が異常なバードストライクに襲われドイツ領内の森に墜落。生存者の救出と機密の回収に向かう米小隊が森でいきなり木に吊るされたナチの死体に出くわし、しかもそれは全身の血を抜かれてて。と言うまでかかなり早い。その後も小隊の隊員12人に軍曹に秘密司令受けた別隊員の計14人が次々にいろんな目に会い、というのがどんどん進む90分。森で魔女で風車小屋でナチで生命の樹でという道具立て大変楽しい。傾向と店舗は好みでかなーり優秀作。左目アイパッチのミッキー・ロークも意外にがんばりますね。この手の先行作で有名な『オーヴァーロード』が未見なのでどっかで見なくちゃなあ。



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