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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/04/19 (Fri)
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2023/02/03 (Fri)
ヒューマントラストシネマ渋谷で開催中「未体験ゾーンの映画たち2023」

もう二巡目になってて、ベトナム産ホラー映画見逃したと気がついたときにはこんな香港ノワールも残り日数わずかではないですか。あわててみてきました。
 
三年ぶりムショ帰りの任賢齊リッチー・レン、その兄貴分で黒社会のボスに任達華サイモン・ヤム、正義感の警察に方中信アレックス・フォン。はまり役だけどちょっと地味ではないのかな。黒社会の大ボスに洪金寶サモ・ハン出るとはいえ。なんて思ってたらこれが。
任賢齊と任達華の五人の兄弟分は黒社会ボス選挙で仲がこじれていくし潜入捜査もからんでくるし警察内の汚職もあればもちろん組同士の抗争もあり、肉弾戦銃撃戦カーアクションなんでもあり。
ムショに入る前が1991年、映画の主な舞台が1994年。97年の返還を前にしてのいろんなことがぎゅ〜〜〜っと詰まってて、場面変わるごとにあれこれどっかで見たような、と。ただでさえ香港映画はプロットが詰まってるのに更に数倍入れ込んだような驚きの構成。何しろ死亡フラグかなと思ったら数分後には死んでるんですよ。いわゆる香港映画ファンの人には必ずしも好評ではないようなのですが、なんだろうただやってみましたというだけ(それはそれでできたらすごい、な密度)でないものがありますよ。極めつけが終盤で流れる『男たちの挽歌』の主題歌『當年情』ここまで展開の速さにあっけにとられてたのが、気がつくわけです。この映画全体が香港ノワールの走馬灯のようなものではないかと。だからといってこのまま香港映画を終わらせたいわけではないことは希望を持った終わり方で示されてる気がするわけです。香港ではなく中国本土の資本、製作でよくこんなことやれたな。カットによって任賢齊が高倉健に見えたりはともかく任達華が黒沢清に見えるのはびっくり。
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2023/01/29 (Sun)

去年公開してたらしいですが見逃してたのを、再公開でやっとみてきました。中国のフルCG映画。
そのむかし講談社安納版『封神演義』読んでたせいでつい「ようぜん」と読んでしまいますが「ようせん」ですね楊戩。西遊記の二郎真君。
その封神演義で描かれた大乱から十数年後、額の天眼を閉じ隠して賞金稼ぎを生業としてる主人公。沈香という人物とそれが盗んだものを探してという依頼を受けたがそれは、というお話。

どうも中国製でも動かし方がディズニーちっくなかんじなのは気になるなあ、楊戩と沈香もよく似てて身長以外区別つきにくいなあ、なんて思いながらみてましたが後者は血縁なんでまあしゃあないか。古代中華神仙世界の空中建築物や飛行物のデザインがスターウォーズを中華にした感じで大変いい。話が進むと申公豹も出てくるし、まあこれがまた安納版ではかなり違う解釈らしいので、といっても話はよく覚えてなかったから問題ないや。とりあえず白い猫みたいのに乗ってきますよ。そのへん辺りから各種超絶能力者の超絶バトルがつるべうち。それもすごいけど、クライマックスのあたりで水墨画調になるパートがあって、それが大変いい好み。あの画面で全編作って欲しいなあ。
楊戩と沈香の話はもともと伝説があるものとのことで、そういう土台があるのはホント強い。この制作陣の前作『ナタ転生』もどっかで見てみねば。
2023/01/20 (Fri)
自らもスタントマン出身でアクション監督や司会もこなす錢嘉樂(チン・ガーロッ)が製作メインに絡んでるらしく初日舞台挨拶にも来てたという香港映画のスタントマンのドキュメンタリ映画、やっと見てきました。

いやもうすごいのなんの。香港映画の武術指導、アクション監督として知られた人総出演。
そもそもの始まり、戦後に中国本土から京劇のひとたちが香港に流入し映画に参入、美しい型と流る動きを見せてたのがブルース・リーの出現でリアルなものに。これ、東映時代劇に用心棒がショック与えたのと同じ感じかな。それがブルース・リーの死で一挙に停滞、袁 和平ユエン・ウーピン、洪金寶サモ・ハンらで復活、ショウ・ブラザース、ゴールデン・ハーベストの隆盛、興亡、成龍ジャッキー・チェンや洪金寶の過酷な現場とか『ワンス・アポン・ア・タイム・インチャイナ天地黎明』クライマックスの梯子場面が何人のスタントマンがどうやってたか、などもすごいしインタビューに答える梁小龍ブルース・リャンのいい人そうな感じとかもう見どころ多すぎ。火星さん、初めて話すの見たかも。

死んだり半身不随になった仲間もいる、運が良くなければ自分も述懐は死んでたに違いない、でも顔は画面に出なくてもこのアクションを自分がやったんだ、というのが一本か二本あればそれを誇りにして生きていける。大体の人がそんなふうに言ってて、その時の眼のきらめき。

現状は映画製作は中国本土が多くなり香港での製作は厳しくなる一方だけど、若手養成システムも開発。自分のいる日本のアニメ業界も近い苦しさもある中で、希望を捨てない香港映画人たちに目頭が熱くなりました。

パンフレットが絶対購入案件ですよ。

2023/01/09 (Mon)
鶴田監督が中国で撮った映画なので監督よりは導演と表記すべきなのかな。


中国の小説が原作で、幽霊心霊が禁止の中国でどう心霊的ホラーを撮るのか、はうまく出来てる模様。照明や撮影スタッフは日本からスタッフ行ってたみたいで、いかにもJホラーな映像となってます。主演女優さんが洞口依子さんにちょっと似てたな。

行ったのがたまたまトークショーのある日で、監督の以前の作品で幽霊役演じた女優さんが二人来られてました。映画内で幽霊が出る場面では自分だったらあそこをこうしたい、とふたりとも思ったそうで、幽霊役はなかなか楽しいようですね。と思ったら、鶴田映画では長い髪の女幽霊出ると必ず強い風を当てるので目が乾いてコンタクトが落ちることもよくあるとのことで。なるほどそれは思いもしなかったなあ。


2023/01/06 (Fri)
新年映画はじめはこの作品から。

去年のうちに見たかったけどちょっと時間合わなくて今年に。
どのくらいパート2なのかと思ったらほんとにストレートな続編。
あいかわらず佐々木監督は女性の描き方がよくて、音楽の使い方が抜群。
血みどろにもなるけどスッキリしますよ。
今回短い出番だった旭桃果さんの出番多い作品も見たいなあ。


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