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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/04/27 (Sat)
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2022/12/28 (Wed)
以前テレビアニメ化された際は製作に関わってたのでこれは見なければと思いつつも公開からちょっと経ってやっと見てこれました。

大泉学園のシネコン、ティージョイ大泉にはモーションキャプチャーに使われたゴールが展示されてます。色々サイン付き。

試合場面などすごい映像。原作者自ら監督ということはマンガのアニメ化ではなく、もともと頭の中ではこういう映像だっただろうものを紙に載せたのがマンガだったんだなあ。キャラクターの動きだけでなくカメラワークまで含めて。

原作読んでない若い人たちの感想も聞いてみたら大変好評でした。自分にはなぜこのタイトルなんだろうというのだけ疑問だったんですが、彼らにはまさにファースト。

それにしても『ダイの大冒険』といい今作といい、30年くらい前に関わってたものが今年どちらも復活したり完結したりするのはなかなか感慨深いものがあります。


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2022/12/14 (Wed)

翻訳家脚本家SF考証などいろんな顔を持つ堺三保さんが十数年前にアメリカに映画留学したのはすごいことで、その成果の一部は三幕八場構成などを基本に脚本のノウハウを伝えるという講座も開いてらしたので受講してたことがありました。
その堺さんが留学中に作ったプロットをもとにクラウドファンディングで資金集め、アメリカで撮影した約20分のSF短編映画が『オービタルクリスマス』
世界中の短編映画祭に応募し、かなりの成果を上げているとのこと。なんとその映画を池袋のグランドシネマサンシャインの大スクリーンで上映しようというすごい話でこれはぜひとも見に行かねばと。
サンシャインの中でも結構広い箱がかなり早めに埋まっていき、さすがの顔の広さといいますか。いくら快挙でも短編一つの上映だけというわけでもなく、トークも有るらしいとのことくらいの情報で当日行ってみると、上映前に堺さんとは長くSF系トークイベントを催されてて今作のノベライズも手がけられてる池澤春菜さんがいろいろ場内アナウンスを。最初の上映は英語版で、なんと字幕なしと衝撃の発言されてさて上映。インディペンデントな短編で宇宙を舞台にしてるので合成画面もCGも多い映像でしたが大スクリーンで遜色ないもの。始まりこそ『冷たい方程式』か、と身構えさせるものの、いかにもクリスマス・ストーリーらしいものになり、今の時期に上映するのはぴったり。
堺さんとスタッフによるトーク、メイキングの上映、中島かずきさんやクラウドファンディング担当者の人、このために帰国した在米日本人俳優さんによるトークと続いたあと吹替版の上映で締め。吹き替えは藤原啓治さんのほぼ遺作とのことでした。
プログラム全て終わってほぼ満席の客席見ると、ちょっと年齢層高め、いろんな業界の関係者がたくさんいるようでした。

場内では一般客は撮影禁止だったのですがロビーでは堺さん自らお客さんのお見送りに。
オタクの夢をかなえた、いい笑顔。

あっというまに堺さんの撮影会場となってました。
次回作も楽しみにしております。長編も。

土曜から日曜にかけて香港、短編アニメーション、SFとインディペンデント系映像を映画館で見るというのが続きました。こんなこともあるんだなあ。
2022/12/13 (Tue)
一般の映画館で短編アニメーションを五本上映。
これまでにもそういう例がないことはないですが、やはり珍しい上映形態です。

クリス・サリバン『コントロール・ユア・エモーション』ワールドプレミア上映
水尻自子『不安な体』
冠木佐和子『I’m Late』
和田淳『半島の鳥』
水江未来『ETERNITY』ワールドプレミア上映
計約60分
といっても最後の『ETERNITY』が約20分。それでも短いと思う人は多いでしょうが、短編アニメって続けてみるとすごく疲れるのでこの辺がいいとこなんですよ。
初日は水江未来監督と音楽担当されたトクマルショーゴさんのトークもあって、全体としては結構長いプログラムだったかな。客席も結構埋まってて安心しました。その後も順調でありますように。もう少し短編アニメを見慣れてない人にも見やすいプログラムだといいような気もしますがまあこれはこれで。何回かこういうのを重ねていってもらえるといいなあ。

2022/12/12 (Mon)
この週末はどういうわけかいくつものメジャー製作でない映画を映画館で見る機会があり立て続けに見ました。そのひとつめがポレポレ東中野でみた香港映画。

公式サイトより
「2019年の香港の民主化デモに参加した若者たちが、自殺しようとする少女を救うため、民間捜索隊を結成して香港を駆け巡る姿を描いた『少年たちの時代革命』。極秘裏に制作された本作は、台湾アカデミー賞の最優秀新人監督部門、最優秀編集部門にノミネートされ、金馬国際映画祭アジア最優秀映画賞を受賞し、香港映画界に彗星のごとく現れ、大きな衝撃を与えた。」

初日に行ったので、任俠レックス・レン監督と主演の青年の舞台挨拶も見られました。青年、現在は台湾留学中。ほか出演者の多くがスターではない人たち。

製作当時の民主化デモの激しい様子も多く取り入れられてますがドキュメンタリーではなく、ちゃんとしたフィクション、ドラマ。コロナ以降すっかり沈静化させられてしまったこの運動のことを映画にするという事自体がどれほどの覚悟を要求されるのか。
とはいえこの主題だからいい映画、というわけではなく、デモの無力さに挫折して自殺しそうな少女、彼女を止めようと探すデモで知り合っただけの人々。それぞれの事情もあるけど誰も普通の香港市民。そういうものをドラマとして描き出すことに成功してるからこそ素晴らしい映画となっているのです。語り口の巧みさ、映像としてのテンポ、カメラワーク。実際のデモ場面の間に入れ込んでも違和感ない撮影。それを支えてるのがこの先どうなるのかという不安を多くの人が抱えながらも諦めない心。直接香港のかれらにできることはあまりないのですが、この映画を見て他の人に知ってもらうことの助けに少しでもなればと思うわけです。勇気と希望は現実に有ることを見たい人は是非ご覧ください。

2022/12/11 (Sun)
『情け無用のジャンゴ』の監督が1968年に撮ったカルトサスペンスがリマスター最長版でシネマカリテで公開、しかもこのタイトルと言うので見てきましたが。

当時の流行りなのかな、やや投げやりな撮影と編集で、でもそれが不条理感出してるというほどでもなく。音楽ですかねえいくつか楽器変えるけど即興と不協和音だけが続くようなかんじで。
メインの殺人に絡む話もちょっとひねりは有るけどまあ。養鶏場が舞台になるんでそこで開発された新型ブロイラーは奇妙だったけど、いろいろ問題ありそうな主人公だけがその開発には反対するところが倫理観がまともな。そうじてわざわざ見るほどでもなかったかもでした。

主演がジャン・ルイ・トランティニャン、妻がジーナ・ロロブリジーダ。若い金髪の愛人がどっかで見たことがと思ったら『キャンディ』のエヴァ・オーリンかあ。

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