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「錆びた館」 http://kakudou.moto-chika.com の日替わり日記部分のみの分館
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2024/05/12 (Sun)
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2021/07/18 (Sun)
お話としては完結となる前作につづいてのエピソード零的な今作も見てまいりました。

主人公がなぜ十字傷を追うことになるのか、どんな辛いことがあったのかを描くものだというのは最初からわかってて、アクションはちゃんとあるけどそれが主体ではない文芸映画的な格調も加わってそこは言うことなし。とはいってもそれだけだったらどんなによくできてても映画館まで行くほど好みのものではないのですが。

全体からすれば少ないはずと思ってた活劇が予想の数倍すごかった!すっかり忘れてたけど、これまでの剣心は逆刃刀で人を殺さないんですよ、ところが今作では人斬り抜刀斎。切るたびに盛大に血飛沫。途中までは無敵状態だから刃を合わせることも少なく、動きが早すぎて斬撃音と血飛沫でいつ切ったかを判断するくらい。そのあとの力が拮抗した敵とのやり合いもまたすごいんですが。そこまで強いのになぜ前作まででちらっと見せてたあんなことになるのか、という追い込み方も納得の行くところ。まあこれは全体としてはちゃんと映画にしなきゃ行けなかったんだろなあ。で、ここまで見ると一作目から見返したくなりはしますね。でもとりあえず今作の活劇だけもう何回か見返したい。


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2021/07/14 (Wed)

抜け忍くノ一系女性エージェント(殺し屋)ものって何作くらいあるものなんでしょう、東西含めるとかなりですよねえ。アベンジャーズの中でも異色の出自のブラック・ウイドウを主人公にしてどういう差別化見せてくれるかと思えば、なんと家族の話。それももともとスリーパーとしてアメリカに三年いただけの偽家族。ちょっとずれるとかなりいやあなあるいはシビアな話になりそうな素材を、かなりちゃんと問題意識を通しながらなんとも安心して見られるものに仕上げたのはすごいなあ。もちろんアクションは大変なことになってるわけです。

その家族、もとの配役もいいけど父大塚明夫、母(レイチェル・ワイズ!)田中敦子、妹田村睦心というのもいいなあと思いながら字幕版で見てきてしまいました。
あとはエンディングクレジット後のあれはなに。ディズニー+に加入して『ファルコン&ウインターソルジャー』見ないといけないのかなあ。

2021/07/10 (Sat)
そのたびに書いてますがいろいろ映画は見ても恋愛物はまず見ない。例外は香港、台湾映画だけ。
今回も見に行くつもりではあったもののこのご時世もあって出遅れてる間にいい評判が伝わってきて。

台湾では七夕にもバレンタインがあるんですねえ。30になるまでたいしていいことがなかった郵便局員の李霈瑜パッティ・リーがそのバレンタイン目前でいいことが起きてワクワクその日を待つも気がつけば翌日になってて。なぜ?というところからのあ〜〜〜〜〜〜〜〜っと言う映画。
その李霈瑜の微笑む写真と海辺の風景が美しい。これ以上はかけません。いい映画だったなあ。
と、この邦題はいいと思う。

2021/07/09 (Fri)
え〜〜、見てきました。肩がこらないという表現は生ぬるく思えてまるで頭使わなくて済むという素晴らしい映画。こういう映画こそIMAX3Dで見なくては。

かつて怪獣対決特撮映画を揶揄した言い方として「怪獣プロレス」というのがありましたが、今作はまさに怪獣プロレス。盛り上げるために前段階を抑え気味にするという「ため」もへったくれもなくてのっけからやりたいことだけやるぜ、風呂敷も広げるだけ広げるぜという思い切りの良さ。
それでもまだ2チームある人間ドラマ部分の片方はもっと短くても良かったし、何しに出てきたの小栗旬は芹沢性でなくても良かったですね。
舞台が香港に移ってからはあれこれ『パシフィック・リム』だっけ、『トランスフォーマー』のどれかでもこんな場面あったような。それにしても高層ビルの立ち並ぶ香港に怪獣は似合いますね。特にキングコング。KING KONGとHONG KONG近いからかなあ。


2021/06/19 (Sat)
ウェブ上の漫画は途中まで読んでて、その面白さはわかっているつもりだったもののあれが劇場長編アニメ化かあと僅かな不安は予告で十分払拭され、公開はいつからになるのかなどの様子見つつやっと見てみたらこれがもう一部の隙もない傑作。

ものが映画製作に関することだからその映像技術の使い所をちょっと間違えると大変なのに、アニメのいいところを活かしつつカメラワークの使い方など実に巧み。お話としてこれは映画作りがわかってる人達が作ったと思えるのが、撮影がクライマックスではないところ。何をどうするのかをセリフで説明でなく正しいタイミングで画で見せていくところとかの構成も上手いなあ。更に最後のセリフがとどめですね。

さてさらにびっくりしたのがその最後のセリフを言う新人監督ジーン役が専業声優さんでない若手俳優さんなこと。タイトルにもある若くても超敏腕プロデューサーのポンポさんはプリキュアやダイの大冒険でご一緒してる小原好美さん、人気女優ミスティア役加隈亜衣さんもプリキュアで、大物俳優マーティン・ブラドッグ役の大塚明夫さんもいくつかの作品でご一緒してるだけにその中心にいるジーン役の清水尋也さんの上手さには驚愕したのですがもうひとり、新人女優ナタリー役が大谷凜香さん。『犬神村』『樹海村』のアッキーナではないですか。リアルっぽい人っと漫画ぽい人が同居する作品内でこういう配分もうまいなあ。

と、ただの観客のような感想ではありましたが、『映像研に手を出すな』につづいてアニメに限らず映像作りに関わる人達にはなかなか刺さるところの多い映画ですよ。何しろジーンがポンポさんのアシスタントに採用されたのが「目に生気がなかったから」で、リア充じゃないから映画作りにすべてを掛けられるんだというところとか。

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